韓国の精神科病院、入院初日の女子高校生を職員が暴行…家族「厳罰を」
このニュースをシェア
【09月20日 KOREA WAVE】韓国で、自傷行為の治療のため自ら精神科病院に入院した女子高校生が、入院初日に男性職員から暴行を受ける事件があった。父親は、娘が事件後に自殺を図るなど状態が悪化したとして、加害者への厳罰を求めている。
JTBC「事件班長」によると、高校2年の女子生徒は5月9日、忠清北道報恩郡の精神科病院に入院した。当時、家出や自傷行為を繰り返していた女子生徒は、自ら治療が必要だと判断して入院を決めたという。
事件は入院初日、1人用の隔離室で起きた。番組が公開した防犯カメラ映像には、男性職員が女子生徒の腕をつかもうとすると、女子生徒が「自分から入院したのに、なぜ拘束しようとするのか」と振り払う様子が映っていた。
その後、男性職員は女子生徒の首を手で押し、みぞおち付近を足で蹴った。女子生徒が意識を失って倒れると、職員と看護師らが手足を拘束。男性職員はその際、膝で女子生徒の顔や首を押さえつけ、顔を数回殴ったという。
女子生徒は翌日、家族に電話して被害を伝え、家族は直ちに警察へ通報した。病院側も男性職員を告発し、男性職員は現在、退職しているという。
家族は、女子生徒が退院後、むしろ状態が悪化したと訴えている。精神科治療が必要な状況にもかかわらず、強い不安から診療を拒んでいるという。
その後、女子生徒は自殺を図り、腕や脚、腰などを負傷して大学病院の集中治療室に入院した。手術を受け、現在は一般病棟に移って治療を受けている。父親は、病院で受けた暴行の衝撃が自殺未遂につながったと主張している。
検察は女子生徒を暴行した男性職員を暴行容疑で略式起訴した。一方、父親は「成人男性が未成年の娘を暴行したのは児童虐待に当たる。正式な裁判で処罰を受けてほしい。厳罰を求める嘆願書も提出した」と話した。
父親はさらに「現場に一緒にいた職員や看護師ら3人は全員、嫌疑なしとなった。この人たちにも責任を問うべきだ」と主張。これまで謝罪や被害回復に向けた対応も全くなかったと訴えている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News