韓国NC、新作「アストラエ・オラティオ」を2027年世界同時リリースへ…90年代日本アニメの感性を再解釈
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【09月20日 KOREA WAVE】韓国のゲーム会社NCが、新作「アストラエ・オラティオ」を2027年に日本、韓国、北米、欧州などで同時リリースする計画を明らかにした。1990年代から2000年代初めの日本アニメの感性を現代的に再解釈し、幅広い地域のサブカルチャーゲーム利用者を狙う。
開発を手掛けるディナミスワンのイム・ジョンギュ・ゲームディレクターとキム・イン・アートディレクターらは17日、東京ゲームショウ(TGS)のメディア懇談会で、対象地域について「1990年代から2000年代初めのサブカルチャーを楽しんだ文化圏全体」と説明。日本で先行リリースするのではなく、世界同時展開を目指す方針を示した。
「アストラエ・オラティオ」は、現実と魔法が共存する架空の「89年の東京」を舞台とする新伝奇魔法RPG。プレイヤーは魔法使いたちの行政を担当する機関「特区庁」の公務員「主任」となり、東京各地の人物や事件に出会う。
2027年のモバイル版リリースを目標に開発中で、正式サービス開始時には約30人のキャラクターを登場させる予定。長期的にはPC版にも対応する計画で、最初のクローズドβテスト(CBT)まではスマートフォン版の開発に集中する。
初のプレイアブル版をTGSで公開したのも、作品の世界観を踏まえたものだ。会場では試遊を希望する来場者が集まり、待ち時間が60分を超える場面もあった。
作品が掲げる特徴は「叙情的なアナログ感」だ。桜が舞う東京の街並みや春を強調した色彩、古い電子機器や生活用品など、1990年代から2000年代の日本アニメを思わせる要素を随所に盛り込んだ。近年のサブカルチャー市場では異世界やポストアポカリプス系のビジュアルが流行してきたため、新たなイメージを求めて過去の感性に目を向けたという。
メインストーリーの全てのセリフには日本語音声を付ける。戦闘はターン制を基本としながら、敵が次に取る行動を事前に表示し、それに応じてスキルやキャラクターを選ぶリアルタイム要素を組み合わせた。
突然の先制攻撃にはタイミングを合わせて反撃でき、キャラクターを交代する「タグ」で連続攻撃も可能。戦闘を優位に進めてゲージをためると、キャラクターごとの特殊効果も使用できる。開発陣は「反射神経ではなく、予測して設計する面白さ」を目指したと説明している。
最初のCBTでは、ストーリーや戦闘、行政などゲームの主要な仕組みを体験できるようにする。集中的にプレイすれば1日、遊び方によっては3~5日程度楽しめる内容を想定している。正式リリース時には約30人のキャラクターと、10前後のプレイ可能なグループを用意する予定だ。
ゲーム以外への知的財産(IP)展開も視野に入れる。一般的なサブカルチャーゲームと異なり主人公の姿を公開したのも、将来的にさまざまなメディアへ展開する際、主人公のビジュアルが明確な方が適していると判断したためだという。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News