【09月20日 KOREA WAVE】
19日、ソウルの国会議事堂近くで開かれた「2027年度随時募集出願の公平性確保を求める集会」で、教育省に対策を求める受験生と保護者=2026年9月19日 (c)news1
19日、ソウルの国会議事堂近くで開かれた「2027年度随時募集出願の公平性確保を求める集会」で、教育省に対策を求める受験生と保護者=2026年9月19日 (c)news1

韓国の2027年度大学入試の随時募集で出願システムに障害が発生した問題を巡り、教育省の救済措置に反発する受験生と保護者が国会前に集まり、「午後6時以降に受け付けた出願をすべて取り消し、出願過程を全数調査してほしい」と訴えた。

「随時募集出願の公平性確保を求める受験生連帯」は19日午後、ソウル・永登浦区の国会議事堂近くで集会を開き、「決められた締め切り時間を守った受験生が相対的な不利益を受けてはならない」と主張した。警察の非公式推計で約70人が参加した。

高校3年生の子どもを持つ保護者は「子どもたちがどれほど苦しい時間を過ごしているか、親は分かっている。それなのになぜ、この子たちがここにいるのか。ルールを守った子どもたちだからだ」と訴えた。

さらに「子どもには、ルールを守り、正直であればいいと教えてきた。それなのに社会に出る前から不公平を経験し、抜け道のために苦しんでいる」と語り、「誰かの夢を奪ったり、憎んだりするために集まったのではない。机に向かって勉強し、未来を描くべき子どもたちの声を聞いてほしい」と呼びかけた。

参加した市民は「今回の事態は単なるシステムエラーではなく、大学入試システムの管理上の問題だ」と指摘。教育省が救済措置による平均競争率の変動幅は小さいと説明したことについても、「大学入試は全体の平均で競う試験ではない。募集単位によっては、たった1人の追加出願でも競争条件に影響する可能性がある。公平性は比率ではなくルールの問題だ」と主張した。

受験生連帯は、教育省が17日に発表した措置にも反発し、午後6~7時に追加で受け付けた出願の全数調査と原則に基づく取り消し、競争率を確認してから出願したケースの再調査などを求めた。

出願代行会社のシステムでは11日午後5時50分ごろに障害が発生し、一部の受験生が出願書の作成や提出、決済などに支障をきたした。教育省と韓国大学教育協議会には計1588件の救済申請が寄せられ、414件が救済対象と認定され、このうち354件が実際に出願を完了した。

当初午後6時が締め切りだった116大学のうち100大学が午後7時まで延長。17大学は午後6~7時にも競争率を公開し、この時間帯に39件の出願があった。教育省は、競争率を直接確認した後に出願したことがシステム上確認された3件について、大学側に取り消しを勧告した。残る36件は競争率を確認した記録がなく、通常の出願として認めた。

最終的に救済された354件により、40大学の平均競争率は9.634倍から9.635倍に上昇した。教育省は、客観的なシステム上のデータや前後の状況などを総合して、救済の可否を判断したとしている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News