北朝鮮、ウクライナ派兵経験を訓練に反映か…市街戦訓練施設の近代化を確認
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【09月20日 KOREA WAVE】北朝鮮が、ロシアのウクライナ侵攻に派兵した特殊部隊が使用した市街戦訓練施設を相次いで近代化しているとみられることが、衛星写真で確認された。ウクライナで得た実戦経験を訓練体系に反映している可能性が指摘されている。
北朝鮮専門メディア「NKニュース」は17日、衛星写真を分析した結果、平壌市江東郡の朝鮮人民軍第60訓練基地と、平安北道雲山郡の大規模な市街戦訓練場が改修されていることが確認されたと報じた。いずれもロシアに派兵された北朝鮮特殊部隊が訓練に使用した施設だという。
プラネット・ラブズの衛星写真によると、第60訓練基地では6月から、訓練場中央の丘に建物10棟が新たに建設されている。NKニュースは位置や構造などから、一般的な宿舎や事務施設ではなく、射撃や潜入訓練などに使われる可能性があると分析した。
新築建物の前には、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が3月に視察した自爆型無人機の攻撃訓練で標的として使われた壁がある。周辺の丘では、砲兵や多連装ロケット砲の射撃標的に使われたとみられる目印も確認された。
基地西側の既存の市街戦訓練区域でも、6月から大型建物1棟が新たに建設された。この区域には戦術道路に沿ってさまざまな形の建物が配置され、市街地への潜入や拠点確保などを訓練できるようになっている。
平安北道雲山郡にある別の大規模な市街戦訓練場でも変化が確認された。この施設は北朝鮮軍第11軍団所属の特殊作戦部隊と関連があり、ロシア派兵直前の2024年10月にキム総書記が視察した大規模な特殊部隊訓練が実施された場所だという。
北朝鮮は国内各地に数十カ所の市街戦訓練施設を運用しているが、その多くは建設から長期間が経過しているとされる。NKニュースは、最近の施設改修について、ウクライナへの派兵で得た実戦経験や変化した戦闘様相を訓練に取り入れるための近代化である可能性を指摘した。
キム総書記は7月の朝鮮労働党中央軍事委員会会議でも、国内の軍事施設を近代化する新たな事業を推進すると表明していた。これは2月の第9回朝鮮労働党大会で示した新たな国防力発展5カ年計画とも関連している。
NKニュースはさらに、北朝鮮軍がウクライナで得た教訓や、北朝鮮が「第1の敵対国」と位置付ける韓国を想定した戦争計画の変化などを反映するため、既存の市街戦訓練施設を近代化する必要性が高まった可能性があると分析している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News