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【09月19日 KOREA WAVE】韓国・済州島で初となる公営のペット葬祭施設が開業し、これまで島外へ渡ってペットを火葬していた飼い主らが、島内で葬儀や納骨をできるようになった。

33歳の女性は5月、10年以上飼っていたポメラニアンの「ハル」を亡くした。家族同然だった愛犬との別れに加え、死後も安らかに眠れる場所を確保できないことが心の負担になっていた。

済州道によると、島内で正式に登録された飼い犬は2023年の6万1139匹から7万974匹に増えている。未登録の犬を含めると9万5000匹以上と推定される。

一方、ハルが亡くなった当時、済州島には専用の葬祭施設がなく、飼い主はひそかに埋葬するか、島外の施設まで出向いて火葬する必要があった。原則としてペットの遺体はごみ袋に入れて廃棄するか、動物病院に委託して医療廃棄物として処理することになるが、家族同然のペットをこうした方法で見送ることに抵抗を感じる飼い主もいる。

女性は民間の移動式火葬施設で簡単な葬儀を済ませ、遺骨を自宅で保管することにした。しかし、湿度が高い済州島で遺骨を適切に管理できるか不安を抱えていたという。

その後、済州島で初めて公営のペット葬祭施設が開業すると知り、遺骨を施設へ移した。

済州道は7月から、済州市涯月邑のペット福祉センター内で公営ペット葬祭施設「オルムビ・ピョルハヌル・シムト」を運営している。火葬炉2基を備え、納骨施設は遺骨を納める設備200基、自然葬地1500区画を整備する計画だ。職員はペット葬祭指導士の資格を持つ。

女性は遺骨を移した後も時間があれば施設を訪れているといい、「ほかのペットと一緒にいるので、ハルも寂しくないと思う。公共施設なので、より信頼できることも利点だ」と話した。

施設を利用するのは犬や猫が中心だが、鳥やトカゲ、ウサギなどさまざまな動物を受け入れている。火葬後に遺骨を持ち帰ることも、利用料を支払って納骨施設に預けることもできる。

済州島民だけでなく、旅行中の突然の事故などでペットを亡くし、施設で葬儀をする観光客もいるという。納骨箱には、ペットと過ごした写真や別れを惜しむメッセージが数多く添えられている。

施設チーム長ののキム・ジュンウン氏は、これまで済州島にはペット葬祭施設がなく、島民が海を渡ってほかの地域で葬儀をしなければならない不便があったと説明。「公営施設なので管理が体系的で、費用も比較的安い。飼い主が安心して任せられる施設になるよう努めたい」としている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News