韓国で再燃する「AGI時代」論争…最新AI「GPT-6アストラ」で高まる期待 [韓国記者コラム]
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【09月18日 KOREA WAVE】人工知能(AI)が急速に人間の知的能力へ近づく中、「汎用人工知能(AGI)」を巡る議論が再び熱を帯びている。きっかけとなったのは、OpenAIが9月に公開した最新AIモデル「GPT-6アストラ」だ。
アストラはソフトウェアエンジニアリングや数学、科学だけでなく、コンピューターやブラウザーを直接使い、複雑な専門業務を処理する能力を大幅に高めた。
OpenAIのグレッグ・ブロックマン社長はアストラの公開に際し、AGI時代が始まったとの認識を示した。NVIDIAのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)も「AGIが到来した」と評価し、OpenAIに祝意を示した。
スタンフォード大学人間中心AI研究所は、AGIを幅広い課題や分野で人間と同等かそれ以上の学習・推論能力を備え、知識を応用できるAIシステムと説明している。特定の試験で人間を上回るだけでなく、異なる分野に知識を応用し、初めて直面する問題にも対応できる「汎用性」が重要になる。
ただ、学界や産業界にはAGIを判断する共通基準がまだない。このため、高性能なAIモデルが登場するたびに「AGIに到達した」とする見方と「まだ到達していない」とする評価が繰り返されている。
AGIが注目される背景には、人間が担ってきた知的労働の範囲を大きく変える可能性がある。研究開発(R&D)やソフトウェア開発、法律、金融、エンジニアリングなど、専門性が求められてきた分野で自動化がさらに広がる可能性がある。
科学技術への影響も大きい。モントリオール大学のヨシュア・ベンジオ教授が率いる国際専門家グループが2月に発表した「国際AI安全報告書2026」によると、汎用AIは文献調査やデータ分析、実験設計に加え、新たな医療用タンパク質の設計や、より効率的なアルゴリズムの発見といった複雑な研究にも活用されている。
3月に国際学術誌「ネイチャー」で発表された研究では、「AIサイエンティスト」が研究のアイデアを考案し、コード作成や実験、データ分析、論文執筆まで研究過程全般を担った。同AIが執筆した論文の一つは、実際の機械学習学会ワークショップで1次査読を通過した。
さらにAI研究そのものが自動化される可能性もある。AIが新しいアルゴリズムを考案し、コードを書いて実験し、結果まで分析できれば、次世代AIの開発速度が高まる可能性がある。「国際AI安全報告書2026」も、汎用AIがAI研究そのものを加速するために、ますます活用されていると説明している。
一方、AGIが実現しても社会が一夜で変わるわけではないとの見方もある。AI業界関係者は、すでにAIが人間より優れた能力を示す仕事が多いため、AGIが始まったと見ることもできるとしたうえで、誰もが実感できる変化が一気に訪れるわけではないものの、その変化が広がる速度は以前より速くなっているとの見方を示した。 【news1 ナ・ヨンジュン記者】
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