【9月18日 AFP】米カリフォルニア州サンディエゴの民家が空き巣に入られた時、人懐こすぎる犬が番犬としての役目を果たさないばかりか、泥棒にお気に入りのおもちゃを次々と差し出して遊んでとせがむ様子を防犯カメラが捉え、インターネット上で大きな話題を呼んでいる。

ネットで拡散されている防犯カメラの映像には、4歳の雄のゴールデンレトリバー「ナッシュ」が親しげに尻尾を振りながら泥棒に近づき、取ってこい遊びをしようとお気に入りのおもちゃを差し出す姿が映っている。

飼い主のダンテ・ローリーさんはロサンゼルス・タイムズなどの米メディアに対し、当時は婚約者と共に家を留守にしていたが、外出先からスマホで映像を見られる防犯カメラを通じて、ナッシュが泥棒に何度も遊んでとせがむ様子をリアルタイムで見ていたと語った。

ローリーさんは笑いながら、「うちの犬は泥棒とさえ遊ぼうとした」「超がつくほど人懐こいんだ」と語った。

ローリーさんによると、泥棒は仮眠を取ったり冷蔵庫から食べ物を取り出して食べたりと自宅のようにくつろいでいたが、特に貴重品などを盗む素振りは見せなかったという。

しかし、ナッシュと遊んであげることもしなかった。

ローリーさんと婚約者は警察に自宅が空き巣に入られたと通報した。

ナッシュは泥棒に遊んでもらえなかったが、彼は根っからの楽観主義者だ。今度は家に踏み込んできた警察官たちに目を向けた。

防犯カメラの映像には、泥棒を逮捕しようと銃を構えて玄関から突入してくる警察官たちに、おもちゃをくわえたナッシュが興奮気味に駆け寄っていく姿が映っている。

ローリーさんは「本当にナッシュのことだけが心配だった」「ナッシュが無事で本当に良かった」と振り返った。 (c)AFP