イスラエル国防相、トルコにハマス構成員の受け入れ提案「空き部屋がたくさんある」
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【9月18日 AFP】イスラエルとトルコの緊張が高まる中、歯に衣着せぬ発言で知られるイスラエルのイスラエル・カッツ国防相は17日、戦闘で荒廃したパレスチナ自治区ガザ地区の住民200万人の「全面的な退去」を呼び掛けるとともに、トルコに対してガザを拠点とするイスラム組織ハマス構成員を受け入れるよう提案した。
カッツ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「イスラエルは安全保障目標を達成し、2023年10月7日の脅威(ハマス等のパレスチナ武装勢力によるイスラエルに対する攻撃)を二度と発生させないための行動を継続する」と述べた。
さらに、「(トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が)信条と道を同じくするガザの兄弟たちを助けたければ、彼らを(トルコ南西部の地中海に面するリゾート)アンタルヤに招き、移住させるといい。イスラエル人観光客が途絶えたことで、そこ(アンタルヤ)には空き部屋がたくさんある」と皮肉を込めて提案した。
両国関係が悪化するまで、アンタルヤには多くのイスラエル人観光客が訪れていた。
トルコはイスラム教徒が大多数を占める国として初めてイスラエルを国家承認した国だが、エルドアン大統領はイスラエルを痛烈に批判し、ハマス政治部門幹部がイスタンブールを拠点とすることを認めてきた。
イスラエルが今年8月にシリア北部の空軍基地を爆撃した際、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、トルコがシリアに軍事プレゼンスを確立しようとしていると非難した。
これに対しトルコ側はネタニヤフ氏に対して「ジェノサイド(集団殺害)」などの容疑で、国際逮捕状を請求すると発表した。
カッツ国防相は16日、既にガザの70%が住民の退去によって「無人化」したとして、イスラエル軍が「ガザ住民の退去計画を実行できるよう、任務(ハマス掃討作戦)を完了する準備が整っている」と述べた。
カッツ国防相は今月、「(イスラエルは)海路、空路、あらゆる可能な手段でガザ住民を立ち退かせる準備ができている」が、受け入れ先の確保をめぐり米国の判断を待っていると述べた。
カッツ氏は、ガザ住民の立ち退きはあくまで「自発的」なものだと強調している。
ジュネーブ条約は、民間人を占領地から強制移住・追放することを戦争犯罪と定義しているからだ。(c)AFP