キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が6日、東部・元山港で開かれた駆逐艦「姜健」就役記念式典に出席。妻リ・ソルジュ(李雪主)氏、娘も同行した=朝鮮中央テレビ放送画面キャプチャ(c)NEWSIS
キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が6日、東部・元山港で開かれた駆逐艦「姜健」就役記念式典に出席。妻リ・ソルジュ(李雪主)氏、娘も同行した=朝鮮中央テレビ放送画面キャプチャ(c)NEWSIS

【09月18日 KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が、13歳の娘を相次いで公式行事に同行させていることについて、自身が十分な準備期間を得られないまま権力を継承した経験が、早期の後継者教育の背景にあるとの分析が出ている。

韓国国家戦略研究院のイ・ヨンジョン北朝鮮研究センター長は14日、ユーチューブチャンネルで、キム総書記について「父親のキム・ジョンイル(金正日)総書記が後継者選定を急がなかったため、3年ほどしか後継者教育を受けられないまま権力を引き継いだ」と指摘した。

そのうえで、キム総書記が子どもへの権力継承を考えているのであれば、自身が経験したような困難を子どもに味わわせないため、できるだけ早く後継者教育を始めようと考えた可能性があるとの見方を示した。

キム・ジョンイル総書記は後継者を早期に指名せず、脳卒中で倒れた後になってキム・ジョンウン氏を後継者として急きょ確定した。このため、キム・ジョンウン氏は27歳という若さで不確実な権力基盤を引き継ぎ、政権初期に強い危機感を抱えることになったという。

イ・ヨンジョン氏は、キム・ジョンウン氏が自身の経験した混乱を繰り返さないため、早い段階から娘を後継者に定め、地位を固めようとしているとの見方を示した。

また、キム・イルソン(金日成)主席が1974年にキム・ジョンイル総書記を後継者に定めてから死去するまで、20年間にわたって後継者教育を続けたと指摘。「北朝鮮が13歳の子どもに国家レベルの待遇を与えているのは、単なる愛情表現ではなく、娘を中心とした後継体制を構築するための継続的な動きだ」と分析した。

一方、イ・ヨンジョン氏は、キム・ジョンウン氏に息子がいるとの見方について、韓国国家情報院内部の消息筋から最近確認したとして「息子はいない」と説明。贈答品などの購入情報をキム・ジョンウン氏の息子向けだと判断したことが、確証バイアスによる誤りにつながったとの見方を示した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News