韓国CJオンスタイル・ネイバー・ムシンサ、クリエイター販売を拡大
このニュースをシェア
【09月18日 KOREA WAVE】韓国の流通・プラットフォーム業界で、クリエイターを活用して商品の販売につなげる「クリエイターコマース」の競争が広がっている。CJオンスタイル、ネイバー、ムシンサは、クリエイターとブランドや販売事業者を結ぶサービスを強化し、商品の紹介から実際の購入への転換を高めようとしている。
メガ・ニュース(MEGA News)のアン・ヒジョン記者の取材によると、背景には、消費者が商品を検索して選ぶだけでなく、クリエイターのコンテンツを通じて商品を知り、購入する動きの拡大がある。成果に応じてクリエイターに報酬を支払うアフィリエイトや共同購入、ライブコマースなどが広がり、クリエイターは広告を担う存在から販売主体へと役割を広げている。
市場調査会社グランドビューリサーチによると、韓国のクリエイターエコノミー市場は2025年の37億ドル(約5756億円)から2033年には312億ドル(約4兆8535億円)に拡大する見通しだ。年平均成長率は30.5%で、世界平均の23.3%を上回るという。
CJオンスタイルは9月8日、クリエイターとブランドをつなぐビジネスマッチングプラットフォーム「オントナー」を始めた。2026年上半期のクリエイターとの協業による注文額は前年同期比330%増の4.3倍となり、上半期だけで2025年の年間実績を上回った。一部のクリエイターと連携したモバイルライブコマースでは、1時間で30億ウォン(約3億3790万円)の注文額を記録した。商品調達やコンテンツ制作、販売、配送、顧客対応まで支援し、今後は人工知能(AI)を活用して商品とクリエイターのマッチングや成果予測を高度化する計画だ。
ネイバーは、クリエイター提携プラットフォーム「ブランドコネクト」で成果報酬型サービス「ショッピングコネクト」を運営している。スマートストアの販売事業者が商品と収益配分率を設定し、クリエイターが商品を選んでコンテンツで紹介する仕組みで、最近は旅行商品を扱う「旅行コネクト」にも対象を広げた。
ムシンサは2024年7月から「ムシンサ・キュレーター」を運営する。2026年9月時点のキュレーターは約8400人で前年同期の2.5倍となった。推薦リンクを通じた取引額はサービス開始後の累計で2100億ウォン(約237億円)を超えた。海外でも同様の市場は拡大しており、TikTokの電子商取引サービス「TikTok Shop」の2025年の取引額は643億ドル(約10兆25億円)と、前年比94%増えた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News