1トントラックを船のように装飾した2026麗水世界島博覧会の公演=YouTube画面キャプチャ(c)MONEYTODAY
1トントラックを船のように装飾した2026麗水世界島博覧会の公演=YouTube画面キャプチャ(c)MONEYTODAY

【09月18日 KOREA WAVE】韓国で703億ウォン(約70億3000万円)の直接事業費が投入された2026麗水世界島博覧会を巡り、1トントラックを船のように装飾した公演に、イベントの規模や予算に比べて完成度が低いとの批判が出ている。

SNSでは17日、15日に博覧会会場で披露された「巨文島舟歌」の公演映像が拡散した。

博覧会の公式サイトによると、この公演は麗水地域の文化芸術団体が、巨文島の漁師たちが漁をしながら歌っていた労働歌「巨文島舟歌」を再現したプログラムだった。

物議を醸したのは公演の演出だった。1トントラックの周囲を布で覆い、帆を取り付けて船のように装飾。出演者は荷台の上で櫓をこぐ動作をしながら舟歌を披露した。

しかし、車体やタイヤが見えたままトラックが移動する姿に、イベントの規模や予算に比べて完成度が低いとの指摘が相次いだ。

1トントラックを船のように装飾した2026麗水世界島博覧会の公演=YouTube画面キャプチャ(c)MONEYTODAY
1トントラックを船のように装飾した2026麗水世界島博覧会の公演=YouTube画面キャプチャ(c)MONEYTODAY

ネット上では「手抜きに見える」「トラックが見えないように演出できなかったのか」「予算がどこに使われたのか気になる」「ひどすぎて恥ずかしい」「税金を返してほしい」などの反応が寄せられた。

博覧会の直接事業費は703億ウォン(約70億3000万円)。道路や環境整備、観光連携事業などを含む関連事業費全体では1839億ウォン(約183億9000万円)規模となる。

博覧会を巡っては、開幕前から準備不足を懸念する声も出ていた。4月には当時、忠州市の広報担当職員だった「忠州マン」ことキム・ソンテ氏が博覧会のPR動画を制作し、麗水市関係者の準備状況を確認する様子が公開された。これを受け、準備が不十分に見えるとの指摘が出ていた。

麗水市職員の海外出張も批判の対象となった。博覧会の準備に向けた海外事例の調査などを目的に、複数回の海外出張や研修を実施。このうち、内陸国オーストリアで主要観光地を視察した内容を含む海外出張報告書がSNSで拡散し、観光目的の出張ではないかとの指摘が出た。

博覧会組織委員会の関係者は「健全な批判や提言は謙虚に受け止めるが、意図的な歪曲や虚偽情報については厳正に責任を問う」としている。

2026麗水世界島博覧会は「島、海と未来をつなぐ」をテーマに5日に開幕した。11月4日まで、麗水市突山邑の鎮毛地区や蓋島、金鰲島、麗水世界博覧会場などで開かれる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News