中国の「天眼」 FAST 二重中性子星系を新たに発見
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【9月23日 CGTN Japanese】中国国家天文台の韓金林研究員が率いるFAST銀河面パルサーサーベイチームはこのほど、中国の500メートル球面電波望遠鏡「天眼」FASTの超高感度な探査能力を活用し、重要な発見をしました。密接な軌道にある二重中性子星系「PSRJ1856-0039」を捉えたもので、関連する研究成果は2026年9月15日、米物理学会の学術誌「フィジカル・レビュー・レターズ(PRL)」に発表され、同誌の編集者により重点推奨成果にも選ばれました。
中性子星は、大質量恒星が死滅し崩壊した後に形成される極めて高密度な天体の残骸で、その運動法則は正確かつ安定していることから「宇宙の精密時計」と呼ばれています。二重中性子星系は、二つの中性子星が互いに周回し合う宇宙でも極めて珍しい天体システムで、現在までに人類が発見したのはわずか30例です。このような天体系は2回の超新星爆発を経て形成され、将来は重力波を放出しながら合体して進化すると考えられています。宇宙における金やプラチナなどの重元素が生まれる重要な源でもあり、極限の高密度物質状態の研究や一般相対性理論の検証、超新星爆発の仕組みの解明に向けた理想的な天然の実験室でもあります。中でも短周期二重中性子星系は相対論的効果がより強く、合体までの時間も短いため、科学的価値が特に際立っており、国際的な大型電波望遠鏡によるパルサー(強い磁場を持ちパルスを放射する中性子星の一種)サーベイの核心的な科学目標に位置付けられてきました。
世界で最も感度の高い単一口径電波望遠鏡であるFASTは、高性能なLバンド19ビーム冷却型受信機を備え、極めて高いパルサー探査能力を持っています。今回の研究で、チームは独自に開発したスナップショット観測モードを活用し、銀河面のパルサーを大規模かつ系統的に探索しました。これまでに約900個の新たなパルサーの発見に成功しています。継続的な追跡・精密観測を通じて、チームは複数の特殊な天体系を選別しており、PSRJ1856-0039はその中でも画期的な発見の一つです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News