16日、ソウル市内のホテルで開かれた韓国・中央アジア首脳会議で、各国首脳との記念撮影に臨むイ・ジェミョン(李在明)大統領=2026年9月16日(c)news1
16日、ソウル市内のホテルで開かれた韓国・中央アジア首脳会議で、各国首脳との記念撮影に臨むイ・ジェミョン(李在明)大統領=2026年9月16日(c)news1

【09月17日 KOREA WAVE】韓国と中央アジア5カ国の首脳は、ソウルで初めて開かれた多国間首脳会議を機に、重要鉱物や供給網、エネルギー、人工知能(AI)など経済・産業分野の協力を強化することで合意した。

イ・ジェミョン(李在明)大統領とウズベキスタン、タジキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタンの首脳は16日、ソウル市内のホテルで第1回韓国・中央アジア首脳会議に出席し、「ソウル宣言」を採択した。

6カ国は、中央アジアの豊富な重要鉱物と韓国の先端技術を組み合わせ、探査から製錬、高付加価値素材の加工、完成品の生産まで、重要鉱物分野の一貫した協力を強化する。韓国・中央アジア産業相協議体を新設し、各国政府には韓国企業の現地進出や投資を支援する専用窓口「コリアンデスク」を設ける。

首脳会議を2年ごとに定例開催することでも合意し、第2回会議はカザフスタンで開く。エネルギー分野では石油・ガス、石油化学のほか、天然ガスの高度処理、水力発電、再生可能エネルギー、エネルギーインフラの近代化、クリーンエネルギー技術などに協力範囲を広げる。

イ・ジェミョン大統領は基調演説で「韓国と中央アジアの貿易は、韓国の自動車部品輸出と中央アジアのエネルギー・原材料輸入に偏っている」と指摘。消費財やバイオ、デジタルなど新産業へ貿易を広げ、投資分野も拡大する必要があると述べた。

さらに、重要鉱物と先端製造業を包括する協力体制の構築を提案。「単純な原材料の貿易を超え、探査から製錬、高付加価値素材の加工、完成品の生産まで、重要鉱物分野の一貫した協力を強化しなければならない」と強調した。

交通やエネルギー、物流網などインフラ分野での連携にも意欲を示し、「私たちがともに歩めば、1500年前の道が新しく美しいシルクロードとして再び開かれる」と述べ、「新シルクロード」構想を打ち出した。

首脳会議に合わせ、6カ国の経済界も投資やプラント、インフラ、物流、重要鉱物の供給網、再生可能エネルギー、原子力発電などの協力を盛り込んだ共同宣言を採択。韓国と中央アジア5カ国の企業間で覚書(MOU)も締結された。

6カ国はソウル宣言で、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築に向けた意思も改めて確認した。

首脳会議後の公式夕食会では、中央アジアの伝統料理シャシリクにハラル認証を受けた韓牛を使った「韓牛と羊肉のシルクロード・シャシリク」が提供された。中央アジアがイスラム文化圏であることを考慮し、乾杯にはノンアルコール飲料が用意された。

イ・ジェミョン大統領は夕食会で「韓国と中央アジア5カ国が走る未来のシルクロードが、各国の若者に夢と希望の道を新たに開くだろう」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News