ソウル市江西区のロボティズ本社で開かれたAIロボット「M.AXアライアンス」カンファレンスで披露されたヒューマノイドロボット=5月29日(c)news1
ソウル市江西区のロボティズ本社で開かれたAIロボット「M.AXアライアンス」カンファレンスで披露されたヒューマノイドロボット=5月29日(c)news1

【09月17日 KOREA WAVE】韓国のロボットメーカー、ロボティズの業績が急拡大している。2026年4~6月期の連結売上高は前年同期比95%増の154億ウォン(約17億6000万円)、営業利益は723%増の20億ウォン(約2億3000万円)となった。AI需要の拡大に加え、ハギングフェイスの小型二足歩行ロボット「マイクロダック」や中国のヒューマノイド市場の成長が追い風になるとの見方が出ている。円換算は1ウォン=約0.1145円で計算した。

韓国取引所によると、ロボティズ株は11日、32万3500ウォン(約3万7000円)で取引を終えた。ゴールドマン・サックスの目標株価63万ウォン(約7万2000円)、韓国投資証券の45万ウォン(約5万2000円)を下回る。株価は2025年6月の5万~7万ウォン台(約5700~8000円)から大幅に上昇し、2026年6月には46万ウォン(約5万3000円)を付けたが、その後は30万ウォン台まで下落した。

2026年上半期のアクチュエーター出荷量は、2025年通年の約22万個を上回ったと推定されている。北米と中国での売上高も前年同期比でそれぞれ142.4%、154.0%増えた。

成長期待を高めているのがマイクロダック向けの供給だ。1台にロボティズのアクチュエーター「DYNAMIXEL XL330」が15個搭載される。アクチュエーターはロボットの関節に相当する主要な駆動部品で、韓国投資証券によると、XL330の平均販売価格は約2万ウォン(約2300円)。マイクロダック1台当たり約30万ウォン(約3万4000円)の売上高がロボティズに発生し、販売価格の約56%を占めるという。

ハギングフェイス共同創業者のトーマス・ウルフ氏によると、マイクロダックの予約注文は現在1万5000台。これを基準にしたロボティズの関連売上高は約45億ウォン(約5億2000万円)と推定され、5万台まで増えれば約150億ウォン(約17億2000万円)に達する可能性がある。

韓国投資証券のチェ・ゴン研究員は、ハギングフェイスのロボット生産が2027年以降に本格化すると予想する。中長期的にはマイクロダックとデスクトップロボット「Reachy Mini」向けに計390万個を供給し、関連売上高は約780億ウォン(約89億3000万円)になると見込む。

中国や北米からの需要も伸びている。KB証券によると、中国の中小ヒューマノイドメーカーの出荷台数は2025年上半期の600台から2026年上半期には2600台へ333%増えた。ロボティズのアクチュエーター受注残は50万個以上に達し、ソウル・麻谷の本社生産施設は生産能力の上限まで稼働している。

麻谷本社の年間生産能力は30万個で、韓国投資証券は2026年の販売量を約52万個と予想する。ロボティズは2026年初め、ウズベキスタンに年間30万個規模の工場を新設し、10~12月期にはさらに20万個分の生産能力を追加する計画だ。2028年末までに年間300万個、2031年までに500万個以上へ拡大する方針としている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News