韓国Kビューティー企業、スペイン語・アラビア語人材を積極採用…輸出先拡大で変わる海外戦略
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【09月16日 KOREA WAVE】韓国のKビューティー企業が、海外事業を担う人材の採用を国・地域別に細分化している。これまでは海外営業部門が複数の国をまとめて担当するケースが多かったが、最近は中南米や中東、東南アジアなど、それぞれの市場に特化した営業・マーケティング人材を確保する動きが目立つ。
業界によると、APRは中南米、MENA(中東・北アフリカ)、アジアを担当する海外B2B(企業間取引)営業の経験者を募集している。担当国の市場や消費者動向を分析し、現地の小売り、卸売り、流通パートナーを開拓する仕事で、価格政策や販促、物流、精算など国別のB2B取引全般も管理する。
採用ではスペイン語やアラビア語などの外国語能力を優遇し、地域ごとの専門性を重視している。APRは同じ地域を対象に、採用を前提とした海外B2B営業のインターンも募集していた。
Kビューティー流通企業のシリコントゥは、中東市場に特化した人材確保を進めている。最近ではKビューティーのSNS中東チャンネルの企画担当者やインフルエンサーを募集し、現地SNSの運営やインフルエンサーとの協業を担当する人材を求めた。同社は米国や欧州に加え、中東や東南アジアなどの海外法人と連携した事業を拡大している。
ブランド各社も国別に組織を細分化している。グダイグローバルは東南アジアを中心に国別の営業・マーケティング人材を確保し、ベトナムなど個別市場を担当する職種を設けている。ダルバグローバルも最近、タイでのオフライン営業とマーケティングを担当する人材を募集した。
採用業務の内容にも変化が表れている。以前は海外の取引先を開拓し、製品を輸出することが中心だったが、現在は現地小売店への出店や電子商取引の運営、SNS・インフルエンサーマーケティング、実店舗の管理など、現地消費者に直接働きかける仕事が増えている。
背景にはKビューティーの輸出市場拡大がある。2026年上半期の韓国中小企業による化粧品輸出は前年同期比30.7%増加し、中でも中南米向けは131.9%増と大きく伸びた。北米や欧州が中心だった輸出先が中南米、中東、東南アジアなどへ広がり、企業も市場ごとの対応力強化に力を入れている。
業界では、新市場を開拓するには製品の競争力だけでなく、現地での流通やマーケティング能力が重要だとみている。業界関係者は「Kビューティーが多くの国で認知度を高め、製品を送り出す段階から現地でブランドを育てる段階へ移っている。国ごとの消費者や流通環境を理解する人材をどれだけ早く確保できるかが、海外事業の成果にも影響する」と話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News