中国の研究チームがマウスの全染色体を初めて解析
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【9月21日 CGTN Japanese】中国浙江省杭州市にある中国での新たなタイプの研究型私立大学の西湖大学によると、同大学の遺伝物質発現調節全国重点実験室に所属する俞暁春教授のチームが、マウスのY染色体のテロメアの完全な塩基配列を解読し、マウスの全染色体を網羅する参照配列を構築しました。この研究成果は世界的な科学誌「サイエンス」の最新号に掲載されました。テロメアとは、DNAの末端を保護するキャップ構造です。
俞教授のチームは2024年、マウスの19本の常染色体とX染色体のテロメアすべての解読と再構成の作業を完了しましたが、オスに特有のY染色体の完全な解析はできていませんでした。
研究チームはY染色体の構成の解明という難題を克服するため、最新の第3世代シーケンシング技術を利用して、4つのシーケンシングプラットフォームを統合して相互検証を行いました。まず長鎖シーケンシング技術を用いて複雑な反復の領域をまたぎ越すことで染色体全体の枠組みの骨格を構築し、次に親と子の遺伝情報を照合することで配列の由来を特定し、X染色体に起因する干渉を排除し、反復配列の並び順と向きを補正しました。チームは最終的に全9521万の塩基対に及ぶ高精度のY染色体配列を取得し、これまで同定されていなかった870万組の新たな配列を追加して、従来の参照ゲノムの約9%の空白を埋めました。
俞教授によると、研究チームは完全配列に基づいて新たに120のタンパク質コード遺伝子を確認しました。マウスのY染色体タンパク質コード遺伝子の総数は273に達し、ヒトのY染色体をはるかに上回っています。このことはマウスのY染色体が予想以上に豊富な遺伝情報を持っていることを示し、オスの生殖と成長に関する今後の研究に重要な手がかりを提供したとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News