【9月16日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスで15日、バス事故の取材を行っていた報道ヘリコプターが市内の地区に墜落、炎上し、3人が死亡した。当局が明らかにした。

市中心部の北西に位置するチャッツワース地区で、多目的スポーツ車(SUV)がバスに衝突し、3人が死亡、多数が負傷する事故が発生。上空から取材するため、各メディアのヘリが現場へ急行していた。

バス事故の現場にいた記者らによると、大きな衝撃音が響き渡り、1ブロックほど先でヘリが墜落して黒煙が立ち上るのが見えたという。

上空から撮影された映像には、輸送用コンテナや車両が巻き込まれたとみられる大規模な火災と、ヘリの残骸が映っていた。炎の中には、大きく損傷したヘリの尾部やローターも確認できた。

搭乗者の身元はすぐには確認されなかったものの、警察は発生初期の段階で報道ヘリであることを確認。NBC系列の地元局NBC4は生中継で、搭乗していたクルーと連絡が取れなくなっていると伝えた。

その後、NBC4の生放送中、ベテランニュースキャスターのコリーン・ウィリアムズ氏が、墜落したのは同局のヘリだったと明らかにした。放送では時折、感情を抑えきれない様子も見られた。

ウィリアムズ氏は「墜落したのが報道ヘリであること、現地クルーとの連絡が途絶えていたことは分かっていましたが、先ほど(自社のヘリであるとの)確認が取れました」と語った。

ロサンゼルス市消防局によると、現場には多数の隊員が派遣された。

消防局は声明で「4人の状態を確認し、うち3人は現場で死亡が確認された。1人は容体不明で地元の病院に搬送された」と発表した。

死亡した3人のうち1人は、墜落時に地上を歩いていた人とみられる。

全米第2の都市であるロサンゼルスはメディア間の競争が非常に激しく、各テレビ局が速報性を競い合っている。

多くの局が日常的に空撮を行っており、火災から激しいカーチェイスに至るまで、あらゆる事象を取材するために混雑する市内の上空へヘリを飛ばしている。

報道ヘリには通常、パイロットと、上空から生中継を担当する記者兼カメラマンの計2人が搭乗している。(c)AFP