韓国のコンテンツ展示会、AI記者が数分でニュース制作…「AIチョ・スミ」との対話も
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韓国・光州市の金大中コンベンションセンターで開かれた「2026エースフェア(ACE Fair)」では、ニュース制作から文章作成、対話、舞台演出、雑誌の翻訳まで、コンテンツの制作・消費を変える多様な人工知能(AI)技術が披露された。
SKブロードバンドの展示ブースでは、AIニュース制作システム「B tv AI-Studio」を実演。記事と取材映像を入力すると、AIアナウンサーや現役記者をモデルにしたAIアバターがオープニングやリポート、短いニュースを自動制作し、字幕や口の動きも生成する。数回のクリックで数分以内に一本のニュースが完成した。
AI記者は実際の記者の同意を得て、顔や声、表情、口の動きなどを学習して作られた。SKブロードバンドはすでに地域ニュース制作に活用しており、朝夕が中心だった放送を午前9時から午後6時まで毎正時に放送する体制へ拡大した。
同社のチョン・ジュホマネジャーは「人員の少ない地域放送局では取材地域が広い。人は取材に集中し、制作をAIに移すという考えから始まった」と説明。今後は気象庁のAPIと連携し、地域別の天気情報を自動反映する機能も導入する計画だ。
韓国電子通信研究院(ETRI)のブースでは、高齢者向け生成AIコンテンツプラットフォームや「チョ・スミAIエージェント」、舞台演出支援AIなどを体験できた。
高齢者向けプラットフォームでは、AIが書きたいテーマや盛り込みたい感情を質問し、利用者が回答するとエッセーを生成する。複雑な指示文を作るのが難しい人でも、AIとの問答や音声入力によって自身の経験や考えをエッセーや日記にまとめられる仕組みだ。生成した内容をもとに画像を作る機能も開発している。
「チョ・スミAIエージェント」の体験スペースでは、大型画面に登場するソプラノ歌手チョ・スミ(曺秀美)のAIが来場者と対話。「夜の女王をどのような感情で演じるのか」との質問に、作品中の人物の感情や表現方法を説明した。
舞台演出の現場にもAIが導入されていた。台本を入力すると内容を分析し、照明や背景、音楽、動き、小道具など舞台に必要な要素を構成して3D画面で提示する。
ETRIのソ・サンウ上級研究員は、AIが舞台演出を完全に代替する段階ではなく、演出家のアイデアを具体化し、スタッフとの意思疎通を支援するツールだと説明した。
LGユープラスのブースでは、AIデジタル雑誌サービス「モアジン」を紹介。既存の紙・デジタル雑誌にAI翻訳や音声合成、コンテンツ推薦機能を組み合わせ、国内外の雑誌を英語、日本語、中国語、ベトナム語など20言語に翻訳でき、翻訳内容を音声で聞くこともできる。
「2026エースフェア」には29カ国から約400社が参加し、放送・映像、アニメーション、ゲーム、ウェブトゥーン、没入型コンテンツ、AI融合コンテンツなどを披露した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News