オーストラリア極右党首、先住民を「原始的」と呼ぶ
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【9月16日 AFP】オーストラリアの極右野党ワンネーション党のポーリン・ハンソン党首は15日、同国の先住民を「原始的」と呼んだことについて、限定的ながら異例の謝罪を行った。
ワンネーション党は長年にわたり非主流派扱いされてきたが、最近は支持率を急速に伸ばし、オーストラリアで最も人気の高い政党の一つへと躍進している。
少数派(マイノリティ)に対する人種差別的・煽動的な発言で長年知られてきたハンソン氏は14日、オーストラリア先住民を「地球上で最も原始的な人種」と呼んだことで、右派や左派を問わず、あらゆる層から激しい怒りを買った。
ハンソン氏は15日、首都キャンベラで記者団に対し、「その表現を使ったことで誰かを不快にさせたのであれば、その点について謝罪する」と述べた。
クイーンズランド州選出の連邦上院議員であるハンソン氏は、ニュース24とのインタビューで、「私は最も雄弁な話し手ではない」と釈明。
「私はざっくばらんに発言する時、つい余計なことを口走ってしまいがちだ」「人を傷つけるつもりはなかったため、そう発言したことを後悔している。誰かを傷つけるつもりはなかった」と述べた。
6万年以上前にオーストラリア大陸に定住した先祖を持つ先住民の平均寿命は、その他の国民に比べて約8年短い。
この差の背景には、慢性的な健康問題、高い貧困率、一部のコミュニティーにおける医療へのアクセス制限、複雑な社会経済的要因など、複数の要因が存在するとされる。
ハンソン氏は15日、アンソニー・アルバニージー首相の亡き母親が公営住宅に住んでいたことをやゆした最近の発言についても、首相を不快にさせたのであれば申し訳ないと謝罪した。
アルバニージー首相はこの発言を「卑劣なもの」と非難し、野党議員からも「母親を巻き込むな」と批判されていた。
ハンソン氏は物議を醸す挑発的な発言を繰り返しているが、人気は依然として衰えていないようだ。
有力紙シドニー・モーニング・ヘラルドおよびエイジに代わって調査会社リゾルブ・ストラテジックが実施し、13日に公表された世論調査によると、ワンネーション党の支持率は27%で、首位の与党・労働党とわずか1ポイント差の2位につけている。(c)AFP