2027年度の大学入試・随時募集の出願が始まり、大田市大徳区の韓南大学で入学相談に応じる関係者=7日(c)news1
2027年度の大学入試・随時募集の出願が始まり、大田市大徳区の韓南大学で入学相談に応じる関係者=7日(c)news1

【09月16日 KOREA WAVE】韓国政府が進める「ソウル大10校構想」で優先支援対象となった釜山大学、全南大学、忠南大学の2027年度入試の随時募集で、志願者が2025年に比べて大幅に増えた。3大学の志願者は計9万9883人で11.6%増加し、合計の競争率も8.29倍から9.16倍に上昇した。

大学別の最終出願状況によると、3大学の募集人数は2025年の1万789人から1万906人へ1.1%増えた一方、志願者は8万9469人から1万414人増えた。

最も増加率が高かった釜山大学は3587人の募集に4万1417人が志願し、2025年より19.0%増えた。競争率は10.08倍から11.55倍に上昇した。

忠南大学は3354人の募集に3万2137人が志願し、8.6%増加。競争率は8.82倍から9.58倍となった。全南大学は3965人の募集に2万6329人が志願し、5.1%増え、競争率も6.30倍から6.64倍に上昇した。

重点支援対象に選ばれなかった地方の主要国立大学では、志願動向が分かれた。全北大学は5829人、23.5%増と大きく伸び、慶尚国立大学も3038人、11.2%増、江原大学も515人、1.3%増となった。一方、慶北大学は553人、0.9%減、忠北大学は4830人、17.1%減だった。

政府が戦略分野とする学科では、3大学に共通する明確な志願増加傾向は確認されなかった。ただ、釜山大学では新設された先端分野の一部で高い競争率を記録した。先端素材自由専攻は21.07倍、スマートシティー専攻は18.91倍となり、LG電子の採用条件付き契約学科であるスマート家電工学科には、定員外10人の募集に255人が志願した。

全南大学では人工知能学部が5.07倍、未来モビリティー学科が7.29倍となった。忠南大学では半導体融合学科が2025年の11.67倍から5.45倍、エネルギー工学科も12.31倍から5.67倍に低下した。

専門家は、重点支援の発表が受験生の関心を高めた可能性がある一方、志願者の増加だけで政策効果を判断するのは難しいと指摘する。

ユウェイ教育評価研究所のイ・マンギ所長は「『ソウル大10校構想』による財政支援への期待から、競争率も前年より小幅に上昇したとみられる」と分析。ただ、地方の主要国立大学の魅力が、首都圏や大学ブランドに対する受験生の認識を変えるほどには至っていないとした。

鍾路学院ハヌル教育のイム・ソンホ代表は、志願者が増えても合格後に他大学へ移る学生が減らなければ、出願と実際の大学選択は別だと指摘。政策効果を判断するには、合格者の離脱や追加合格の状況、一般選考への出願、最終的な入学者まで確認する必要があるとした。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News