実証事業の中央給湯システムに導入されるLG電子の空気熱源ヒートポンプ「Therma V」の室外機=LG電子提供 (c)KOREA WAVE
実証事業の中央給湯システムに導入されるLG電子の空気熱源ヒートポンプ「Therma V」の室外機=LG電子提供 (c)KOREA WAVE

【09月16日 KOREA WAVE】韓国LG電子は15日、住民が実際に暮らしているマンションにヒートポンプを設置し、冷暖房や給湯を電力でまかなう実証事業に乗り出すと発表した。居住中のマンションへの導入は韓国内で初めてという。済州特別自治道などと同日、共同住宅の冷暖房電化と電気熱変換(P2H)の実証事業に関する業務協約を締結した。

メガ・ニュース(MEGA News)のチン・ウニョン記者の取材によると、実証場所は西帰浦市孝敦洞の新孝マンションで、地下1階、地上7階の建物のうち12世帯にヒートポンプシステムを構築する。10月に着工し、12月の完成を予定している。

LG電子はシステム設計と高効率製品の供給、保守管理、データに基づく性能評価を担当する。実証で蓄積した運転データは「韓国型共同住宅電化標準モデル」の開発に活用する計画だ。

実証では、各世帯向けのヒートポンプ冷暖房システムと、建物の共用部分を使った中央給湯型のP2Hシステムを組み合わせる。各世帯に設置する高効率ヒートポンプは室内の冷房と床暖房を担い、1台の室外機で冷暖房の双方に対応することで設置スペースを抑える。

給湯では、各世帯に大型の給湯タンクを設置せず、1階のピロティの空きスペースに中央給湯用の空気熱源ヒートポンプと大型給湯タンクを設け、各世帯に温水を供給する。ヒートポンプには太陽光など再生可能エネルギーで発電した余剰電力を活用する。

協約には済州特別自治道、済州開発公社、韓国生産技術研究院が参加した。LG電子のオ・セギES研究所長(副社長)は、住民が暮らすマンションで最適化した電化モデルを検証することに意義があるとし、韓国の住宅環境における脱炭素化と電化への転換を主導していく考えを示した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News