韓国航空業界、旅客・貨物がそろって好調…ウォン高も追い風で7~9月期業績回復へ
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【09月15日 KOREA WAVE】韓国の航空業界で、国際線利用者が過去最多を記録したことに加え、半導体の好況を背景に貨物輸送も伸び、業績改善への期待が高まっている。ウォンの対ドル相場上昇で航空機のリース料などの負担軽減も見込まれ、複数の好材料が重なっている。
韓国国土交通省と韓国航空協会の統計によると、2026年1~8月の国内線と国際線を合わせた航空旅客数は8800万3828人で、前年同期の8168万1533人から7.7%増加した。
2025年の年間航空旅客数は1億2479万3082人で過去最多だったが、2026年は2年連続で記録を更新するとの見方が出ている。中国や日本など近距離を中心とした海外旅行需要に加え、Kカルチャー人気による訪韓客の増加が背景にある。中国人のビザなし入国や円安も旅行需要を押し上げていると分析されている。
夏の旅行シーズンも重なり、8月の国際線旅客数は930万9573人と前年同月比9.6%増え、月間で過去最多を更新した。これまで最多だった1月と比べても3.0%多かった。
韓国投資証券のチェ・ゴウン研究員は、航空運賃が30%以上上昇する中でも過去最多を記録したことについて、予想以上の成果だと評価した。
貨物輸送も半導体の好況を追い風に成長している。半導体は温度や湿度などの環境変化や小さな衝撃にも影響を受ける可能性があるため、航空輸送が多く利用される。8月の仁川国際空港の貨物取扱量は計26万トンで、前年同月比約9%増加した。航空貨物運賃の指標「BAI30」も4211ポイントと、前年同期比約21%上昇した。
ウォン高も航空会社には追い風となっている。航空会社は燃料費や航空機のリース料などをドルで支払い、ドル建て債務の割合も高いため、ウォン高・ドル安になれば負担が軽減される。ウォン相場は7月1日に一時1ドル=1559.2ウォンまで下落したが、8日時点では1345ウォン前後まで上昇した。
こうした環境から、航空業界では7~9月期の業績回復への期待が強まっている。4~6月期は米国とイランの戦争に伴う原油高やウォン安、旅行の閑散期が重なり苦戦していた。
金融情報会社エフエヌガイドによると、大韓航空の7~9月期の連結営業利益について、証券各社の予想平均は3501億ウォン(約378億円)で、前年同期比122.2%増となる見通しだ。4~6月期の2071億ウォン(約224億円)の営業赤字から大幅な黒字転換が予想されている。
未来アセット証券のリュ・ジェヒョン研究員は、営業利益を4887億ウォン(約528億円)とさらに高く予想し、夏の旅行シーズンによる旅客需要に加え、半導体やAI関連の高付加価値貨物需要が重なっていると説明した。
ユジン投資証券のヤン・スンユン研究員は、7、8月に続いて9月も旅客と貨物の双方で堅調な需要が続くと予想。秋夕の効果で旅客需要が押し上げられ、AI関連の高付加価値貨物を中心に好況が続くとの見方を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News