韓国オープンAI代表、政府の独自AI育成策を評価…「オープンAIにもプラス」
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【09月15日 KOREA WAVE】オープンAI・コリアのキム・ギョンフン代表は、韓国政府が進める「独自AI基盤モデル」の育成政策について「オープンAIにも役立つ政策だ」と評価した。韓国独自のモデル育成によって国内のAI産業やサプライチェーンが拡大すれば、世界的なAI企業にとっても市場拡大につながるとの見方だ。
キム代表は9日、ソウル市江南区の朝鮮パレスホテルで開かれた韓国オフィス発足1周年の記者懇談会で、政府主導で世界的なAI企業への依存を減らし、独自モデルを育成する動きがオープンAIの韓国事業に与える影響について説明した。
キム代表は「AI産業はまだ初期段階で、市場は想像以上に大きくなるため、多様な選択肢があることが重要だ」と指摘。「韓国独自のモデルも必要で、さまざまな価格帯のモデルも必要だ。産業全体の発展という点で政府の投資を非常に前向きに捉えている」と述べた。
さらに「政府の投資によって韓国のAI産業とサプライチェーンが拡大し、人材も育成されるため、オープンAIにも役立つ政策だと判断している」と語った。
キム代表は韓国のAI産業との共同成長も強調した。最近発表した「GPT-6 Astra」など最新のAI技術を基盤に、韓国政府や企業、学界との協力を拡大する方針だ。
サイバーセキュリティー分野では、最先端AIモデルを活用したセキュリティー協力プログラム「Daybreak」の参加企業・機関を増やす。脆弱性の発見から実際の影響の検証、リスクの優先順位付け、セキュリティーパッチの作成・テスト、最終的な修正結果の確認までを支援するプログラムで、サムスンSDSが韓国企業として初めて試験運用パートナーに参加すると発表している。
現在、サイバー防御能力の強化に向けて韓国企業5社と協力しており、韓国政府とも緊密に連携しているという。韓国のセキュリティー企業との追加協力も協議している。
AIの推論処理に使うデータの物理的な保存・処理場所を韓国内に置く「データレジデンシー」の構築計画も明らかにした。現在、顧客データは韓国内に保存しているが、一部の推論過程で海外サーバーへ移動するデータについても国内で処理できるよう、サムスンやSKなどと協力して準備しているという。
半導体需要についても前向きな見通しを示した。キム代表は「AIと半導体への需要は今後も続く」とし、より高性能な半導体によってAIが高速かつ高度な演算を処理できることが重要だと説明した。
そのうえで「将来のインフラ確保に向け、韓国の半導体サプライチェーン企業と緊密に協力している」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News