韓国ポスコ、水素還元製鉄で脱炭素構想…2028年に浦項で実証設備
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【09月15日 KOREA WAVE】韓国のポスコグループは、鉄鋼生産と電力・水素供給を結びつけた脱炭素事業構想を公開する。16~18日に釜山のBEXCOで開かれる「2026気候産業国際博覧会」に、ポスコホールディングス、ポスコ、ポスコインターナショナル、ポスコE&Cが共同出展する。
メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、中核となるのは「東南圏K-GXクラスター」構想だ。浦項に建設する水素還元製鉄の実証設備を中心に、エネルギーと鉄鋼産業を連携させ、韓国型グリーントランスフォーメーションの拠点をつくる計画だ。東南圏の原子力発電による電力を活用し、安定したエネルギー供給とクリーン水素の生産を進める構想も示す。
基盤となる技術は、ポスコが開発中の「HyREX(ハイレックス)」だ。鉄鉱石から酸素を取り除く際、石炭の代わりに水素を使う水素還元製鉄方式で、ポスコは年産30万トン規模の実証設備を浦項に建設し、2028年の完成を目指す。2030年までに商用化に必要な技術を確保する計画だ。博覧会ではHyREXの工程を模型で紹介するほか、既存の高炉による炭素排出を減らす移行期の技術や電気炉も展示する。
エネルギー供給や設備建設では、ポスコインターナショナルが韓国内の洋上風力・太陽光事業や海外事業の多角化を紹介する。ポスコE&Cは原発、小型モジュール炉(SMR)、高温ガス炉など次世代エネルギー施設の設計・調達・施工(EPC)能力を示す。
展示では、エネルギー貯蔵システム(ESS)やデータセンター、ロボットなど物理的な環境で稼働する人工知能(AI)、次世代移動手段や電力網に使われる鉄鋼製品も紹介する。ポスコグループは、水素還元製鉄を韓国製造業の脱炭素化を支える基盤に発展させる方針だ。
博覧会は気候エネルギー環境省、国際エネルギー機関(IEA)、世界銀行などが共同主催し、気候変動対応技術や産業動向を紹介するとともに、国際協力策を議論する。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News