8月19日、釜山港に入港する「パンスタ・アクロ号」(2800TEU級)(c)NEWSIS
8月19日、釜山港に入港する「パンスタ・アクロ号」(2800TEU級)(c)NEWSIS

【09月15日 KOREA WAVE】韓国で初めて北極航路の試験運航に乗り出した「パンスタ・アクロ号」が、2番目の寄港地となるオランダ・ロッテルダム港に到着した。釜山を出港してから22日となる。

韓国海洋水産省によると、パンスタ・アクロ号は13日午後6時25分ごろ、ロッテルダム港に入港した。

同船は8月22日に釜山新港を出港し、9日後の31日午前8時ごろに北極海域へ入った。その後、9月12日午前6時ごろに最初の寄港地となる英国のフェリックストウ港に寄港した。

北極航路の運航初期には、流氷が密集するチュクチ海を通過する際に速度を落とした。一方、北極航路最大の難所とされるビリキツキー海峡は5日、通常とほぼ同じ15~17ノットの速度で通過した。

パンスタ・アクロ号はロッテルダム港で燃料1500トンの供給を受けた後、16日に3番目の寄港地となるポーランドのグダニスク港へ入港する予定だ。

グダニスク港では約1700個のコンテナを積載し、再び北極航路を通って10月12日に釜山港へ戻る計画となっている。

北極航路は気候変動によって北極海の海氷面積が減少する中、新たな海上輸送ルートとして注目されている。アジアと欧州を結ぶ既存航路より航行距離を短縮でき、物流費や輸送時間を減らせる可能性があるためだ。

今回の試験運航では、実際の船舶運航を通じて北極航路の航海条件を確認し、商業利用の可能性を検証する。

イ・ジェミョン(李在明)大統領は、パンスタ・アクロ号が英国のフェリックストウ港に寄港したことを受け、「歴史的な北極航路の第一歩を開いたソ・ミョンウォン船長と船員の皆さんに祝福と感謝を申し上げる」とSNSに投稿。「パンスタ・アクロ号の無事の帰還と北極航路開拓の成功をともに願ってほしい」と呼びかけた。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News