ソウル市江南区の江南鍾路学院で開かれた9月模擬評価の緊急分析と2027年度随時募集の最終決定説明会(c)news1
ソウル市江南区の江南鍾路学院で開かれた9月模擬評価の緊急分析と2027年度随時募集の最終決定説明会(c)news1

【09月14日 KOREA WAVE】韓国で11月19日に実施される2027年度の大学修学能力試験(修能)に、卒業生17万3706人が出願し、23年ぶりの高水準となった。理系受験生が科学探究ではなく社会探究を選ぶ「社探ラン」も、統合修能の導入後で最大規模となっている。

韓国教育課程評価院によると、2027年度修能の出願者は55万1864人で、前年より2310人(0.4%)減った。在校生は35万5391人で1万6506人(4.4%)減った一方、卒業生は1万3784人(8.6%)増加。高卒認定試験合格者なども2万2767人と412人(1.8%)増えた。

この結果、在校生の割合は前年の67.1%から64.4%に低下し、卒業生は28.9%から31.5%に上昇した。卒業生と高卒認定試験合格者などを合わせると19万6473人で、全出願者の35.6%を占める。鍾路学院によると、2004年度の19万8025人以来、23年ぶりの高水準という。

大学在学中に再受験する「半修生」も過去最大規模と推定されている。鍾路学院が6月の模擬評価の出願者数などから推計した2026年の半修生は約9万9542人。入試業界では、2027年度が現行の選択科目型統合修能の最後の年であることが、再受験者増加の一因とみている。

探究科目では「社探ラン」が一段と鮮明になった。社会・科学探究の出願者52万7255人のうち、社会探究だけを選択した受験生は36万7073人(69.6%)で、前年より4万2668人増えた。一方、科学探究だけを選んだ受験生は7万5036人(14.2%)で、4万5656人減少した。

国語では「話法と作文」の選択者が40万7493人で74.7%を占め、「言語とメディア」は13万7758人(25.3%)だった。数学では「確率と統計」が33万6539人(64.9%)で最多となり、「微積分」は16万8199人(32.4%)、「幾何」は1万4201人(2.7%)だった。

第2外国語・漢文の出願者は12万1209人で、前年より1万8707人(18.3%)増加した。選択科目では日本語Ⅰが3万8954人(32.1%)で最も多かった。

全体の出願者数は減少したものの、上位層の競争が緩和するとは限らないとの分析もある。イ・マンギ・ユウェイ教育評価研究所長は、受験者集団の構成が大きく変化していることが重要だと指摘し、医学・薬学系やソウルの主要大学など、一般選抜の上位層では前年より競争が激しくなる可能性があるとの見方を示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News