秋夕を前に祭祀用の食材を見て回る市民ら(c)news1
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【09月14日 KOREA WAVE】韓国で秋夕を約2週間後に控え、祝日の定番料理「ジョン」に使われるスケトウダラやズッキーニ、卵などの価格が相次いで上昇している。猛暑や集中豪雨による出荷への影響に加え、家畜伝染病、為替や原油価格の上昇などが重なった。

韓国物価情報によると、伝統市場でロシア産スケトウダラの切り身800グラムは2025年の1万ウォン(約1150円)から2026年は1万3000ウォン(約1490円)へ30%上昇した。ズッキーニ1本は1500ウォン(約170円)から2000ウォン(約230円)へ33.3%、卵10個は3000ウォン(約340円)から3500ウォン(約400円)へ16.7%値上がりした。

韓国農水産食品流通公社の農産物流通情報によると、8日時点のズッキーニの小売価格は1本2800ウォン台(約320円)で、平年の1780ウォン(約200円)を約57%上回った。卵も7日時点で特卵30個の全国平均小売価格が1万5414ウォン(約1770円)となり、2025年同期の平均1万2862ウォン(約1480円)から19.8%上昇した。

4人家族の秋夕の祭祀膳にかかる費用も上昇した。韓国物価情報の調査では、伝統市場で30万2500ウォン(約3万4700円)と2025年より3500ウォン(約400円)、1.17%増えた。大型スーパーでは39万7700ウォン(約4万5700円)で、6350ウォン(約730円)、1.62%増加した。

ズッキーニの値上がりには、2026年夏の猛暑や集中豪雨が影響したと分析されている。8月24日までの韓国の平均猛暑日数は20.1日と、平年の10.4日の約2倍に達した。卵は家畜伝染病による供給減少に猛暑が重なり、スケトウダラは原油高と為替上昇に伴う輸入コストの増加が価格を押し上げたとみられている。

韓国政府は秋夕に向け、主要食材の供給と割引支援を拡大している。農林畜産食品省はズッキーニや卵など主要農畜産物13品目を通常の1.6倍となる16万3000トン供給する。卵は通常の2.4倍に当たる4914トン、ズッキーニも21.4%多い3060トンを市場に供給する予定だ。

農畜産物の割引支援は23日まで実施し、大型・中小スーパーやオンラインモールなどで国産農畜産物を最大40%割引する。海洋水産省も8月24日から9月27日まで政府備蓄水産物2万トンを市場に供給し、このうちスケトウダラは1万5700トンを占める。消費者は政府備蓄水産物を市価より最大40%安く購入できる。

食品企業20社も加工食品4765商品を最大64%割引する予定で、政府は農畜産物や水産物の割引支援などに計1030億ウォン(約118億円)を投入し、秋夕の物価安定を図る。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News