JTBC「事件班長」放送画面キャプチャー(c)MONEYTODAY
JTBC「事件班長」放送画面キャプチャー(c)MONEYTODAY

【09月14日 KOREA WAVE】ソウルの漢江公園で、自転車に乗っていた60代男性が路面の覆工板の隙間に前輪を取られて転倒し、首の骨を3カ所折るなどの重傷を負った。事故の約2カ月前には、施設を管理する事業所がソウル市麻浦区に事故の危険性を伝え、交換が必要だと指摘していたことも分かった。

JTBC「事件班長」によると、麻浦区望遠洞に住む男性は7月29日午前10時ごろ、自転車で望遠漢江公園へ向かっていた。出入り口を通過した際、路面に設置された覆工板の隙間に前輪が挟まり、衝撃で自転車ごと宙に浮いて転倒。手をつく間もなく、顔からコンクリートの路面に強く打ち付けられたという。

男性は「転倒した時から何も覚えていない。通りかかった人が119番通報してくれたそうだ」と説明した。病院では、命が助かり、全身まひにならなかったのは幸いだったと告げられたという。

男性は首の骨を3カ所骨折したほか、脳振とうや顔の擦り傷を負い、前歯も抜けた。1週間以上入院し、1カ月間仕事ができなかった。これまでの治療費は300万ウォン(約34万円)に上り、今後予定されている首の手術には800万ウォン(約92万円)がかかると見込まれている。

男性が事故への対応を求めて漢江公園の事業所を訪れたところ、事業所側が事故前の6月2日、麻浦区に対して覆工板に事故の危険性があり、交換が必要だと伝えていたことが分かった。しかし、交換されないまま約2カ月後に事故が発生した。男性が退院後に現場を訪れた際も、覆工板はそのままだったという。

男性によると、麻浦区に補償について問い合わせたところ、施設は公の営造物を対象とする賠償保険に加入しておらず、賠償は難しいとの趣旨の説明を受けた。一方、自転車事故の保険金約20万ウォン(約2万3000円)と、麻浦区民向けの保険金約40万ウォン(約4万6000円)の計約60万ウォン(約6万9000円)を受け取れると案内されたという。

男性は、予定されている手術費を含めると病院費だけで1000万ウォン(約114万円)を超えるとして、「保険金60万ウォンではあまりにも足りない」と訴えた。

麻浦区側は「覆工板については6月初めに応急措置を施した。特注品のため全面交換に時間がかかり、事故後の8月5日に最終的に完了した」と説明した。男性には、国家賠償の審議を直接申請できることも案内したとしている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News