韓国・開店前から行列、週末は1日2000個販売も…SNS発の人気スイーツ「ピザソルギ」
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【09月13日 KOREA WAVE】韓国で、伝統的な蒸し餅「ソルギ」にピザの具材を組み合わせた「ピザソルギ(ピザ風の韓国式蒸し餅)」がSNSで話題となり、餅店に開店前から行列ができるほどの人気を集めている。20~30代だけでなく、中高年にも人気が広がっている。
ソウル市中浪区の面牧市場では8日朝、ピザソルギを求める客が餅店の前に並んだ。京畿道南楊州市から来たユ・ミヨンさん(45)はSNSで動画を見て店を訪れ、「先週も3回来たが買えなかった。今日は必ず買おうと開店前から来た」と話した。
ピザソルギは、白い蒸し餅の上にトマトソースやチーズ、ハムなどをのせた商品。釜山の「影島大橋餅房」など一部の餅店で販売され始め、写真や動画がSNSで拡散したことで、ソウルをはじめ全国の餅店へ広がった。
ピザソルギ発祥の店の一つとされる影島大橋餅房は1999年、釜山・影島に開業した。約5年前に経営者夫婦の息子が店に加わり、流行の食品と餅を組み合わせたメニュー開発に着手。その過程でピザソルギが誕生した。2026年春からショート動画などで注目され、人気が全国へ広がったという。
面牧市場の第一餅店では午前8時30分から販売が始まり、蒸したての商品が次々と店頭に並んだ。価格は1個2000ウォン(約220円)。トマトソースやチーズ、ハムの塩気に、白い蒸し餅の淡泊な米の風味が加わり、小麦粉の生地を使う一般的なピザとは異なる、ほろりとした食感が特徴だ。
市場内の別の餅店では、サツマイモやプルコギ、コーンチーズなどを加えた商品も登場している。餅店「餅村」を11年間経営する60歳の店主は、年配客にも親しみやすいよう、サツマイモやプルコギを加えたメニューを開発したという。
別の人気店「楽園味家」でも販売開始前から行列ができ、会社の同僚や家族と分けるため10個以上まとめて購入する客もみられた。行列には20~30代だけでなく、40~50代や中高年の姿もあった。
第一餅店を30年間経営するイ・グムスンさん(61)によると、ピザソルギを本格的に販売し始めて約10日だが、週末には1日最大2000個売れることもある。「客が食べた後にSNSへ投稿し、口コミが広がったようだ。新しい客が増え、市場の人通りが増えることにも役立っている」と話した。
こうした人気を受け、イチゴソルギやヌテラチョコソルギなど、新たな商品を開発する餅店も出ている。イさんは、ピザソルギの流行が永遠に続くとは考えていないとしながらも、若者が継続して餅店を訪れるよう新メニューを研究していると説明した。
SNSで始まったピザソルギ人気は、伝統市場の餅店を訪ね歩く新たな消費スタイルにもつながっている。一時的なブームにとどまらず、若い消費者が伝統的な餅を新しい形で楽しむきっかけになるか注目されている。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News