[KWレポート] 韓国・皮膚回春の新潮流・ECM(上)…「ボリューム補充」から「構造修復」へ
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【09月13日 KOREA WAVE】韓国の美容医療市場で、細胞外マトリックス(ECM)を基盤としたスキンブースターの存在感が高まっている。単に失われたボリュームを補ったり、コラーゲン生成を間接的に促したりする施術から、皮膚組織の構造そのものを修復する方式へと関心が移っている。
関連業界によると、ECMを活用したスキンブースターへの関心が急速に高まり、韓国の製薬・バイオ企業が相次いで市場に参入している。
これまでスキンブースターは、くぼんだ部位のボリュームを補う第1世代のヒアルロン酸(HA)注射から、ポリヌクレオチド(PN)やポリ乳酸(PLLA・PDLA)などの合成・生体高分子を使い、皮膚自らがコラーゲンを生成するよう促す「再生誘導」方式へと発展してきた。
現在は、再生誘導から「構造修復」へとさらに進化している。
注目されているECMは、コラーゲンやエラスチン、プロテオグリカンなどで構成される真皮の支持構造で、皮膚組織を支えるだけでなく、弾力や水分の維持、組織の回復にも関わる。従来製品がコラーゲン生成の誘導に重点を置いていたのに対し、ECMスキンブースターは加齢によって失われた成分を直接補い、皮膚構造を修復することを目指す。
代表的な主要原料は、ヒト組織由来の無細胞同種真皮(hADM)だ。提供されたヒトの皮膚から表皮や脂肪、免疫拒絶反応を引き起こす細胞成分を除去し、コラーゲンやエラスチン、フィブロネクチン、ラミニンなど組織固有のECMだけを残す。それを粉末化して皮膚に注入する仕組みだ。
市場では、ECMスキンブースターの存在感が今後さらに高まるとみられている。
新韓投資証券のリポート「ECM、短期テーマではなく構造的成長」によると、ECMスキンブースター市場は2025年の99億ウォン(約10億円)から、2026年には925億ウォン(約100億円)、2027年には1729億ウォン(約190億円)に拡大し、年平均317.9%の成長が見込まれている。
韓国国内のスキンブースター市場に占めるECM製品の比率も、2025年の3%から2026年には20%、2027年には28%に拡大すると予測されている。
実際にECMスキンブースターのメーカー各社は、流通パートナーとの提携を軸に病院やクリニックへの導入を加速させている。皮膚科や美容医療分野で営業力を持つ流通企業と協力し、市場への浸透を図っている。
医療機関でもECMスキンブースターの導入が進んでいる。消費者の認知度が高まり、ECM施術を受けられる医療機関を探す需要が増えているためだ。比較的高い施術単価も、収益面で魅力とされる。
LS証券のチョ・ウンエ研究員はスキンブースターに関するリポートで「韓国のスキンブースター市場は、供給企業の増加による市場の多様化に医療観光需要も加わり、高成長が加速している。ECM基盤のスキンブースターは月別売り上げが継続的に増えている」と分析した。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News