Galaxy Watchの機能について説明するサムスン電子MX事業部デジタルヘルスチームのチェ・ジョンミン常務(c)news1
Galaxy Watchの機能について説明するサムスン電子MX事業部デジタルヘルスチームのチェ・ジョンミン常務(c)news1

【09月12日 KOREA WAVE】韓国サムスン電子が、Galaxy Watchの心臓健康管理機能を心拍数や心電図の測定から、日常の健康データを総合的に分析する「心臓健康スコア」へと拡大した。睡眠や活動量、血管ストレス、体成分などを分析してスコアと健康管理の方法を示すほか、Samsung Healthで家族同士が健康情報を共有できるようにした。

サムスン電子は9日、29日の「世界心臓デー」を前にソウル市中区でメディア向け説明会を開き、Galaxy WatchとSamsung Healthの心臓健康管理機能を紹介した。

最新のGalaxy Watch Ultra 2とGalaxy Watch 9には「心臓健康スコア」を搭載。日常的に蓄積される睡眠、活動量、血管ストレス、体成分などの健康データを分析し、スコアと実践すべき内容を提示する。血管ストレスが普段より高い場合には、減塩食や全粒穀物、新鮮な食品を中心とした食事を勧めるといった仕組みだ。

「バイタルサイン」機能では、睡眠中の心拍数、心拍変動、呼吸数、皮膚温度、血中酸素飽和度の5項目を追跡し、通常の基準値から変化がないか確認できる。

Samsung Healthでは、利用者が同意すれば血圧や心拍数など選択した健康情報を家族と共有できる。離れて暮らす親の健康指標を子どもが確認するといった利用を想定している。

サムスン電子は、Galaxy Watchが実際の緊急時に活用された事例も紹介した。チェ・ジョンミン常務によると、米国出張中の航空機内で急病人が発生した際、韓国の医療関係者が乗客のGalaxy Watchを使って患者の心拍数と血中酸素飽和度を確認したという。酸素飽和度の低下から緊急性を確認し、必要な対応を取ったとしている。

同社は2014年に光学式心拍センサーを搭載して以降、Galaxy端末の健康測定機能を拡充してきた。2020年には血圧・心電図測定アプリ「Samsung Health Monitor」が韓国食品医薬品安全処から医療機器として承認され、2021年には光学式心拍、心電図、生体電気インピーダンスの各センサーを統合した「BioActive Sensor」をGalaxy Watch 4に搭載した。

2023年には心房細動の可能性を検知する「不規則な心拍リズム通知」機能について、米食品医薬品局と韓国食品医薬品安全処の承認を取得した。

サムスン電子は、採血せずに血糖値を測定する非侵襲血糖測定など、ウェアラブル端末のヘルスケア機能を拡大する研究も進めている。社内の研究チームや海外研究所で技術開発を続け、関連技術を持つ韓国内外の企業との技術検証も進めているが、実用化の時期は決まっていない。

遺伝子解析とSamsung Healthの連携についても研究している。現時点でGalaxy WatchやSamsung Healthに搭載された機能ではないが、社内での研究やスタートアップとの協議、遺伝子解析分野への出資などを進めながら可能性を探っている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News