【9月12日 AFP】サウジアラビアは11日、ペルシャ湾から紅海に原油を輸送する東西パイプラインについて、イラクからの無人機攻撃を受け、稼働を停止したと発表した。

サウジは中東戦争の勃発(ぼっぱつ)以降、イランが封鎖したホルムズ海峡を迂回(うかい)するため、ペルシャ湾側のアブカイクと紅海側のヤンブー港を結ぶ東西パイプラインの輸送量を増やしていた。

サウジ外務省は声明で、「リヤドおよびメディナ両州において、東西パイプラインを標的としてイラクから飛来した複数の無人機によって、負傷者および物損が発生した」として攻撃を強く非難した。

同省はさらに、「イラクのアリ・アルザイディ首相からの要請を受け、サウジ側は現段階では報復を行わないことを選択し、サウジや近隣諸国に対するイラク領内からの攻撃を阻止する同国政府の取り組みを支持することにした」と述べた。

一方で、「サウジは自国の主権、安全、インフラ、および国民を守るために必要なあらゆる措置を取る権利を留保している」と強調した。

イラク首相府は、「兄弟国であるサウジを標的とした攻撃が、南部マイサン県の拠点から行われたことが確認された」ことを受け、同県の軍司令官を更迭したと発表した。(c)AFP