ソウル・蚕室エルスのマンションに住む77歳の住民=ユーチューブチャンネル「金持ちの友人たち」の画面キャプチャ(c)NEWSIS
ソウル・蚕室エルスのマンションに住む77歳の住民=ユーチューブチャンネル「金持ちの友人たち」の画面キャプチャ(c)NEWSIS

【09月11日 KOREA WAVE】ソウル市松坡区蚕室洞のマンションに長年暮らす住民らが、資産形成の鍵として「実際に住むためのマイホーム購入」と節約を挙げた。かつて売れ残りが出たり、空き地が広がったりしていた地域で数十年にわたり住宅を保有してきた住民は、物価が大幅に上昇する中、実物資産を持つことが資産を守る手段になるとの考えを示した。

ユーチューブチャンネル「金持ちの友人たち」が最近公開した現地インタビュー動画では、蚕室洞のマンション団地で長期居住者らが地域の不動産市場の変化や資産形成について語った。

蚕室住公5団地に20年以上住む74歳の住民は「20年前は分譲がうまくいかず、空いている家が多かったが、現金を持っていた人たちは家を買い、資産家になった」と振り返った。「10年前に10億ウォン(約1.1億円)だったマンションが、今では30億ウォン(約3.4億円)を超えた」とし、インフレが続くことを踏まえ、余力があればマイホームを購入するのがよいとの考えを示した。

この住民は節約の重要性も強調した。「私たちの世代は節約し、食べたいものも我慢してお金をため、家を買った」と話した。サムスン電子やSKハイニックスなどの株式を購入した経験もあるというが、短期的な投資より実物資産の保有と節約を重視する姿勢を示した。

蚕室地域に40年以上住む60代の住民は「昔はここが空き地で、屋台のようなものがあった。いつも建物を建てるとは言っていたが、ここまで変わるとは思わなかった」と振り返った。蚕室住公1団地の再建築時に5団地へ移り、その後も交通や住環境の利便性から地域を離れず暮らしているという。

一方、長期居住者からは、住宅価格の上昇や融資規制によってマイホーム購入が難しくなった若い世代を懸念する声も上がった。蚕室エルスに住む77歳の住民は「1988年に一山から蚕室へ引っ越した。当時の時価は1億ウォン(約1100万円)程度だった」と説明。「今は住宅価格が上がり、伝貰や融資も難しく、若い人がマイホームを持つのはあまりにも難しい状況だ」と語った。

この住民は「一生お金持ちとして暮らしたかったが、私にできたのは節約することだけだった。幸運を期待せず、正しく努力して生きることが資産を守る基本だ」と話した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News