韓国で注目の「GPT-6アストラ」、ポケモンを最短18時間12分で攻略…3Dパズルも自力クリア
このニュースをシェア
【09月11日 KOREA WAVE】米オープンAIの新たな大規模言語モデル(LLM)「GPT-6アストラ」が、3次元(3D)パズルゲームや「ポケットモンスター」などさまざまなゲームを、人の介入なしに画面だけを見ながら攻略し、注目を集めている。
韓国IT業界によると、ゲームクリエイターのコージーブレイズは5日、XでGPT-6アストラが人の介入なしに3Dパズルゲーム「Portal」を最初から最後まで攻略したと明らかにした。
アストラは3日にオープンAIが公開した次世代AIモデル。ゲーム攻略では地図やゲーム情報などの内部データを別途分析せず、人間のように画面を見ながらパズルを解いたとされる。
ゲーム攻略はAIモデルの性能を測る方法の一つだ。オープンAIの競合企業アンソロピックも、2026年に発売した最新モデル「Claude Fable 5」が、1996年発売の「ポケットモンスター ファイアレッド」を地図やゲーム関連情報なしで画面だけを見ながら約50時間で攻略した事例を公表している。
一方、事前アクセス権を得た利用者によると、GPT-6アストラは特別な指示やヒントなしで「ポケットモンスター ファイアレッド」を最短18時間12分でクリアしたとの報告も出ている。
このほか「Slay the Spire 2」「Minecraft」やウェブブラウザー上の対戦ゲームなどでも、精密な制御システムを別途用意せず、自ら操作方法を把握して攻略した事例が確認されている。
こうした結果から、アストラは従来のAIモデルより推論能力が向上し、精密な制御システムがなくても高い問題解決能力を発揮できるとの評価が出ている。
実際、AIがルールの分からない未知の環境で目標を把握し、問題を解決する抽象的推論能力を評価するベンチマーク「ARC-AGI-3」で、アストラは特定の条件下で最大99.9%を記録した。
標準的な制御システムでは62.7%まで低下したものの、競合モデル「Claude Opus 5」の30.2%を大きく上回った。
ただ、オープンAIがモデル公開時に掲げた汎用人工知能(AGI)を実現したと評価するには、課題も残る。アストラが「Portal」を攻略するために消費したトークン費用は571ドル(約7万6580円)で、APIツールの呼び出し回数は3336回に達した。
公開された動画でのプレー時間は2時間だったが、推論にかかった時間を含めると攻略には計24時間を要した。
コージーブレイズは「2016年にオープンAIが技術的な目標として、単一のエージェントでさまざまなゲームを攻略することを掲げていたが、これほど早く実現するとは思わなかった」と評価。「今回のゲーム攻略自体は正式なベンチマークではないが、汎用AIエージェントが自律的に3Dパズルゲームの解決方法を探り、最後まで攻略する姿は印象的だ」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News