スウェーデン総選挙、左派失速で接戦に 極右は無職外国人の国外追放を主張
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【9月11日 AFP】北欧スウェーデンで13日、一院制議会(349議席)の総選挙が実施される。
欧州の多くの国々で右派が政権を握る中、スウェーデンでは世論調査で左派の野党陣営が右派の与党陣営を支持率で上回ってきたが、選挙戦終盤になってその差は縮まりつつある。
政党別の支持率は、最大野党の社会民主労働党が約30%で首位、反移民の極右・スウェーデン民主党が約20%で2位となっている。
マクダレナ・アンデション前首相が党首を務める社会民主労働党は、20世紀に通算60年以上にわたって政権を担当した。
同党は、生活費の高騰に苦しむ世帯の支援や福祉の充実を公約に掲げている。
アンデション前首相は10日の党首討論会で、「マイホームを持つという夢を実現できるスウェーデン国民はますます減少している。生活費が高騰しすぎている。この4年間、失業率が上昇し、何もかもが値上がりする中で購買力が低下し続けている」と批判した。
これに対し、中道右派・穏健党のウルフ・クリステション首相は、「2人(夫婦やパートナー同士)が平均年収を稼げば、小さな家を購入できるべきだ。そのためには経済成長と、頭金を貯蓄できるだけの税制上の優遇措置が必要だ」と反論した。
一方、スウェーデン民主党のジミー・オーケソン党首は、無職の移民(外国人)を国内にとどまらせるべきではないと主張。
「スウェーデンの仕事で求められる条件(スキルや言語力)を満たしていないにもかかわらず世界中からやって来た人々は、就職できないなら、国外に退去する必要がある」と述べた。
クリステション首相は2022年、主流政党の連立相手から排除されてきたが、前回総選挙で第2党に躍進したスウェーデン民主党の閣外協力を得ることで連立政権を発足させた。
クリステション首相は今回の総選挙で与党陣営が勝利した場合、スウェーデン民主党に初の閣僚ポストを与えると公約している。
オーケソン党首には移民相のポストが与えられる可能性が高いが、他にも複数の重要閣僚ポストを自党に割り当てるよう要求している。
アンデション前首相は「14日には、国防省の鍵をスウェーデン民主党に渡すような政権が誕生するかもしれない。同党はロシアのウラジーミル・プーチン大統領の『お友達』の浸透が発覚している党だ。そのようなリスクを冒してはならない」と国民に訴えた。