韓国首相室幹部、記者装い質問か…野党系議員の会見で発覚、「政治的中立」違反と波紋
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【09月11日 KOREA WAVE】韓国政府の首相室幹部が、野党系議員の記者会見で身分を隠して記者を装い、攻撃的な質問をしていたことが発覚し、公務員の「政治的中立性」を巡る波紋が広がっている。名指しで追及された議員側は「政府による野党議員の監視(査察)だ」と反発し、首相の関与や責任を追及する構えを見せている。
問題が起きたのは10日、無所属のハン・ドンフン(韓東勲)議員がソウルの国会内で開いた記者会見。首相室所属の課長級職員が報道関係者に紛れ込み、ハン・ドンフン議員に対して政府側を擁護しつつ、ハン・ドンフン議員を厳しく追及する質問を浴びせた。質問の攻撃性や態度を不審に思ったハン・ドンフン議員が「どこの記者か」と所属メディアを尋ねたところ、男性は「一般人だ」と身分を偽って質問を続け、その後の調査で首相室の公務員であることが判明したという。
ハン・ドンフン議員は会見後、自身のSNSで「上層部の指示なしに課長単独でできるはずがない」と主張。「首相室が野党議員を査察しているのか」と批判し、ハン・ソンスク(韓聖淑)首相に対して当該職員の厳重処分と首相自身の責任を要求した。
これに対し、ハン・ソンスク首相は「自身が指示したものではない」と関与を否定。「通りがかりに質問したことを査察と呼ぶのは過剰な主張だ」と反論し、沈静化を図った。
ハン・ドンフン議員は、閣僚候補者の不正疑惑を連日追及するなど、政府・与党への攻勢で存在感を示している。野党側からも「国会の権威を著しく損ねる行為で、公務員の中立性に反する」と批判の声が上がっており、国会審議などを通じて真相究明を求める与野党の対立が一層激しくなる可能性がある。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News