【9月11日 AFP】ノルウェーの首都オスロ市は10日、学校でのスマートグラス着用を禁止したと発表した。子どもたちが米IT大手メタの「データ収集のエキストラ」にされるのを防ぐことが狙いだと説明している。

この禁止措置はすべての学校を対象とし、終日適用されるという。

オスロのジュリー・レーメン・ミトガルデン副市長(教育担当)は、「われわれ政治家は、これが本当は何を意味しているのかについて誠実に向き合う勇気を持たなければならない。世界で最も裕福な企業の一つが、録画中であるかどうかを判別不可能にすることをビジネスコンセプトとした製品を市場に投入したのだ」と説明。

「オスロの子どもたちが、メタのデータ収集におけるエキストラにされることを断固拒否する」と強調した。

保守派のミトガルデン副市長はまた、公共の場での顔認証技術の使用やスマートグラスの規制を検討するに当たり、有識者会議を立ち上げたにとどまる左派連立政権(中央政府)を強く批判した。

「このスマートグラスはすでにノルウェーで販売されており、ノルウェーの学校の校庭で実際に使用されている。問題は今ここにある。有識者会議の設置は何もしないのも同然だ」と述べた。

スマートグラスを着用することで、利用者は写真や動画の撮影、音楽の鑑賞、通話、外国語標識の翻訳、視界へのテキストや地図の投影、あるいは統合された人工知能(AI)アシスタントとの対話などが可能となる。

メタは、スマートグラスに組み込み可能な顔認証機能をすでに開発済みだと報じられている。(c)AFP