泣く幼い子どもの前で妻を殺害…韓国・最後まで「こっちにおいで」と我が子を気遣う
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【09月10日 KOREA WAVE】韓国で、離婚訴訟中の夫に殺害された30代女性が、最後の瞬間まで幼い子どもを気遣っていたことが明らかになった。女性は生前、家庭内暴力や殺害を示唆する脅迫を受けながらも、公務員である夫が不利益を受けることなどを懸念し、警察への通報をためらっていたという。
SBSによると、女性は2026年4月、離婚訴訟中だった夫による家庭内暴力について相談するため、警察を訪れた。
女性は夫が口論の際に暴言を吐いたと相談。2日後に再び警察を訪れ、「酒に酔った夫が刃物を突きつけ、『俺を刺せ。お前が死ぬか俺が死ぬか、どちらか1人が死ななければ終わらない』という趣旨の脅迫をした」と訴えた。
さらに夫から、警察に通報すればただでは済まさないと脅されていたとして、「報復が怖くて通報できなかった」と話したという。
女性は特に、公務員である夫が人事上の不利益を受ければ事態が大きくなることを心配し、警察による警告措置さえ断っていた。
その後、女性は離婚訴訟を進めるなかで、3台目となる緊急通報用のスマートウォッチを支給されたが、惨事を避けることはできなかった。
事件当時、警察への緊急通報の録音には、緊迫した最後の状況が残されていた。
公開された録音には、幼い子どもが「ママ、ママ」と泣きながら母親を呼ぶ声とともに、女性が「こっちにおいで」と呼びかける声が収められていた。
刃物を持った夫と対峙する状況でも、女性が最後まで子どものことを優先していた様子がうかがえる。
警察は現在、夫から詳しい犯行動機などを調べている。一方、夫の身元については公開しないことを決めた。遺族の意向や、幼い子どもが成長した後に受ける可能性がある二次被害などを考慮し、身元公開委員会を開かないことにしたという。
韓国性平等家族省は、訴訟の過程で家庭内暴力の被害者の個人情報が露出することを防ぐため、制度の改善を進める方針を明らかにした。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News