韓国コスメ「d’Alba」、ミスト依存から脱却…北米174%増・欧州242%増
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【09月10日 KOREA WAVE】韓国の化粧品ブランド「d’Alba(ダルバ)」が、ヒット商品であるミストへの依存を減らし、複数の商品と販売チャネルを軸とする企業への転換を進めている。北米や欧州で日焼け止め、マルチバーム、クリームなどの販売が伸び、オンラインで高めた知名度を現地の実店舗拡大につなげている。
d’Albaグローバルの2026年第2四半期の売上高は1868億6100万ウォン(約206億円)で前年同期比45.6%増、営業利益は472億4100万ウォン(約52億円)で61.6%増となり、四半期ベースで過去最高を記録した。営業利益率は25.3%で、前年同期から2.5ポイント上昇した。
好業績をけん引したのは海外市場だ。第2四半期の海外売上高は約1415億ウォン(約156億円)で74%増え、全体の75.7%を占めた。地域別では日本が360億ウォン(約40億円)、北米が348億ウォン(約38億円)、東南アジア諸国連合(ASEAN)が222億ウォン(約24億円)、欧州が205億ウォン(約23億円)。特に北米は174%、欧州は242%増加した。
主力の「ファーストスプレーセラム」で築いたブランド認知度が、トーンアップ日焼け止めやマルチバーム、ダブルクリームなどの購入につながり、商品構成も多様化している。上半期のミスト売上高は1514億ウォン(約167億円)と依然最大だが、全体に占める割合は2024年の54.0%、2025年の46.0%から42.4%まで低下。一方、日焼け止めは907億ウォン(約100億円)で25.3%に拡大した。
海外の実店舗も増えている。第2四半期末には約9000店となり、前四半期から1000店以上増加した。米国ではコストコ225店に出店し、2026年中に625店まで拡大する計画。ウルタ・ビューティーでも約1450店で商品を販売している。
欧州ではスペインのドラッグストア「Druni」100店に出店し、2026年後半には英国の「Boots」などへの展開を進める。日本ではマツモトキヨシの取扱店舗が2052店から2501店、イオンモールが315店から480店に増えた。
一方、急成長に伴い経営体制も市場の関心を集めている。パン・ソンヨン代表の2026年6月末時点の持ち株比率は18.24%で、予定されている8万2698株の処分を反映すると17.58%に低下する見通しだ。主要ベンチャーキャピタル(VC)の保有株はほぼ市場で消化され、株式の大量売却への懸念は低下している。
業界関係者は、d’Albaがミスト中心のブランドから、国ごとのヒット商品と現地流通網を持つグローバル消費財企業へ移る段階にあると指摘。海外依存度が高まるほど、為替や物流、地政学的リスクへの対応に加え、機関投資家を意識した資本配分や経営戦略が重要になるとの見方を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News