韓国「釜山回し蹴り事件」、同房の元受刑者が証言…「被害者に報復すると何度も聞いた」
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【09月10日 KOREA WAVE】韓国で起きた「釜山回し蹴り事件」の加害者で、30代の男が被害者への報復をほのめかしたとして起訴された事件の控訴審で、男と拘置所で同房だったユーチューバーが約3年ぶりに証言した。裁判所は、男が被害者への復讐心を示していたことは認められるとして、第三者を介してそれを伝える意図があったかを重点的に審理した。
釜山高裁は9日、特定犯罪加重処罰法違反(報復脅迫など)の罪に問われた男の控訴審で、拘置所の元同房者であるユーチューバーを証人尋問した。
裁判所は7月に審理を終えていたが、被告側の申し立てと裁判所の職権で再開した。ユーチューバーは一審でも、男による報復をほのめかす発言について証言していた。
ユーチューバーは映像を使った証人尋問で、2023年2月に男と約2週間にわたり同房で生活した際、被害者に報復するとの発言を「何度も聞いた」と証言。「夜になるとそういう話をしていた」と述べ、男が被害者の住所を見せ、外に出る機会があれば逃げるという趣旨の話もしていたと主張した。
一方、男から報復の意思を被害者に伝えたり、ユーチューブで配信したりするよう頼まれたかについては「そのような依頼はなかったと思う」と話した。
ただ、男から自身の無実を訴える配信を頼まれたことは認めた。男は、被害者のメディア活動によって自身の容疑が傷害から殺人未遂に変わったと主張し、それに対抗する内容の配信を求めたという。
ユーチューバーは「露骨に報復すると伝えてほしいという話ではなかった」としながらも、「被害者を怖がらせ、メディア活動ができないようにする意図があると感じた」と述べた。
裁判所は、男が収監中に被害者への敵意や怒り、復讐心を示していた事実は認められると説明。今後、ユーチューバーに報復脅迫の内容を配信するよう求めたのか、間接的に被害者へ恐怖心を与える意図があったのかを判断する。
被害者側の弁護士は公判後、「複数の収容者が男の報復をほのめかす発言を聞き、実際に被害者にも伝わった。報復の意思を伝えようとする未必の故意があったとみるべきだ」と主張した。
被害者も「報復脅迫があり、それを知らせてくれた人がいたから被害者も知ることができた」と述べ、こうした事件では報復脅迫を聞いた人が被害者や保護機関に通報できる環境が重要だと訴えた。
男は強姦殺人未遂罪で懲役20年が確定している。これとは別に、拘置所で被害者を捜し出して報復する趣旨の発言をしたなどとして起訴され、一審で懲役1年を言い渡された。検察は控訴審で懲役3年を求刑している。
次回公判は10月7日、釜山高裁で開かれる予定だ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News