韓流の"新たな柱"に 米国の中年ファン
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【9月16日 CGTN Japanese】韓国紙「コリア・タイムズ」はこのほど、世界の韓流ファンの構図に静かながら大きな変化が起きていると報じました。これまで中心を占めてきた東アジアの若者だけでなく、太平洋を隔てた米国の40~50代の中年層が旺盛な購買力を背景に韓流ブームの「新たな柱」となりつつあります。
同紙が韓国関税庁の今年上半期(1~6月)のアルバム輸出データを引用して伝えたところによると、米国向け輸出額は7412万ドルに達し、日本と中国を抜いてK-POPアルバムの最大の海外市場となりました。前年同期比では281%の大幅増となっています。同時期、ドイツ向け輸出額も6倍以上に増え、第4位の市場に浮上しました。さらに意外なのは、消費の中心を担っているのが一般に想像される「推し活」をランキング上位に押し上げる若者ではないことです。
同紙は、米音楽誌「ビルボード」が発表した「米国K-POPファン報告」を引用し、米国のファン1304人を対象にした調査では、45~54歳の55%が関連グッズなどが付いた高額なアルバムのボックスセットを購入した経験があると伝えました。この割合はすべての若年層を上回っています。同報告は、中年ファンがすでに「最も支出額の大きい層」になっていると指摘しています。
では、なぜ米国の中年ファンが「推し活」の主力を担うようになったのでしょうか。報告の中で複数の研究者の見解が紹介されています。イェール大学の社会学教授グレース氏は、K-POPのファン層が「高齢化」していると分析しています。中年層のファンの多くは可処分所得と余暇に比較的余裕があり、コンサートのために海外まで足を運んだり、コレクター向けの限定版アルバムに惜しみなくお金を使ったりすることができるためです。
こうした現象は、米国で一時「消滅寸前」ともみられていたCDを復活させる直接的な要因にもなっています。「ビルボード」のデータ協力機関が発表した「2026年中間報告」によると、上半期の米国のCD販売枚数は前年同期比16%増の1630万枚に達しました。しかしK-POPアルバムを除くと、伸び率は6.7%にとどまります。
現在、K-POPは韓国を米国、英国に次ぐ世界第3位の音楽輸出国へと押し上げているだけでなく、ストリーミング全盛の時代にCDなどのパッケージ商品にも再び活力をもたらしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News