【9月16日 CGTN Japanese】中国香港特別行政区の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の電子版は9月6日、中国が世界で最も高性能な静止気象衛星を使ってネパール上空の激しい雷雨を追跡し、リアルタイムの情報を提供していると伝えました。中国とネパールの国境地帯では先月、氷と岩の大規模な崩落による壊滅的な災害が発生し、捜索救助活動が今も続いています。

報道によると、風雲4号Cは昨年12月に打ち上げられ、現在は赤道上空約3万6000キロの静止軌道で運用されています。搭載された雷観測装置は毎秒500枚の画像を撮影でき、毎秒30ギガビットのデータストリームから雷の発生を識別する能力を備えており、一つ一つの雷を正確に捉えることができます。

新華社通信によると、8月26日の災害発生後、中国は直ちに国境をまたぐ災害モニタリングメカニズムを構築しました。この対応メカニズムでは主に雷観測装置が生成する連続画像を活用し、気象専門家が激しい嵐の内部で起きている雷活動を1コマずつ鮮明に観測できるようにしています。また、風雲4号による雲画像の動画、対流の発生状況、降水量の推定、さらに「風雲3号G」による降水観測などのデータを総合的に活用し、地域の降水や気象の変化を継続的に追跡しています。

雷は極端な気象現象を示す重要な兆候の一つで、嵐がどこで発達しているのか、どの程度の速さで移動しているのか、また、いつ鉄砲水や土砂災害、被害をもたらす強風を引き起こす可能性があるのかを把握する手がかりとなります。

一つ一つの雷を追跡することで、気象予報担当者は、より早くより正確に警報を出すことができます。救助活動の段階では、天候が不安定な状態が続けば、救助隊だけでなく、すでに厳しい状況に置かれている被災者も危険にさらす恐れがあり、この点はとりわけ重要です。

報道によると、中国はネパール向けに警報サービスシステムを整備し、高速スキャンの画像と雷の情報をネパール側に直接送信しています。

「風雲4号C」は、中国の第2世代静止気象衛星、風雲4号シリーズの最新機で、主要性能は「風雲4号B」と比べて大幅に向上しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News