韓国・李在明大統領「任期は憲法上明確に制限」…改革の行き過ぎにも警戒
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【09月10日 KOREA WAVE】フランスを国賓訪問中の韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は9日(現地時間)、「私の任期は憲法上、明確に制限されている」と述べた。
イ・ジェミョン大統領はパリで在留韓国人との懇談会に出席し、任期序盤から海外訪問を積極的に進める理由を説明。「私の任期は憲法上明確に制限されているため、首脳外交を早く始めてこそ、その効果を長く享受できる。任期後半にいくら良い関係を築いても、活用できる機会は限られる」と語った。
この発言は、大統領の再任を可能にする憲法改正を目指しているとの韓国野党「国民の力」の批判を意識したものとの見方が出ている。
イ・ジェミョン大統領はこれまでも、憲法で定められた自身の任期は明確だとの立場を繰り返してきた。一方、野党側は、大統領が再任や重任を念頭に憲法改正を推進していると批判している。
韓国野党「国民の力」のチャン・ドンヒョク(張東赫)代表は同日、フェイスブックで「イ・ジェミョン大統領はフランスまで行ってメディアのインタビューで『改憲』を持ち出し、韓国与党『共に民主党』のキム・ミンソク(金民錫)代表は国会の交渉団体代表演説で『権力構造改編のための改憲』を主張した」と指摘。「大統領が執着する理由はただ一つ、『再任改憲』だ」と主張した。
イ・ジェミョン大統領はまた、フランス革命後に反動の時代が訪れたことに触れ、「私たち自身も非常に注意しなければならない部分だと思う」と述べた。
「12月3日以降、あの夜を境に非常に大きな変化を経験している」としたうえで、「今、私たちが多少の混乱を経験している部分がある。これに関連して、ぜひ話しておきたい」と語った。
フランス革命については「国民のエネルギーを集め、新しい体制、新しい世の中をつくっていく過程だったが、あまりに過度に状況を進めたため、いわゆる反動を迎えた」と説明。「逆方向への結集や中道層の離脱などによって反革命が起き、再び暗い時代を迎えた」とした。
さらに「長い歳月が過ぎ、大きな犠牲を払った後に歴史は再び前進したが、過去の経験を二度と繰り返してはならない。エネルギーがあふれている時こそ節制が必要だ」と強調した。
そのうえで「多くの人の同意を得て、苦痛と抵抗を最小限に抑えながら、私たちが進むべき望ましい方向へ向かわなければならない。それが歴史的経験だと思う」と述べた。
司法制度改革など主要な改革課題を過度に推進すれば、中道層の離脱や支持率低下といった反動を招く可能性があるとの認識を示したものと解釈されている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News