【9月10日 AFP】フランスの反移民を掲げる極右政党、国民連合(RN)は9日、ボディーカメラの映像で人種差別的な発言をしたことが発覚した警察官の党員1人を除名処分にしたと発表した。

父親から引き継いだRNの「脱悪魔化」を進めてきた指導者マリーヌ・ルペン前党首は、2027年の次期フランス大統領選の第1回投票で誰に投票するかを尋ねた世論調査で首位を走り、大統領の座を狙う最大の好機を迎えている。

地方紙ミディ・リーブルは8日、南部カルカソンヌの警官が昨年11月、勤務中に同僚との会話で人種差別的、同性愛嫌悪的、性差別的な発言をする場面を捉えたボディーカメラの映像を公開した。

ミディ・リーブルは最も口数が多かったこの警官について、RNの警護部隊の一員だと特定した。

この警官は北アフリカ系またはアフリカ系だと認識した人々に対する蔑称を繰り返し使用していた。

この報道は強い怒りを呼び、オロール・ベルジェ男女平等担当相は「断じて容認できない発言だ」と非難した。

RNは9日、一連の発言を「刑事罰の対象となり得る」もので同党の「価値観に反する」と呼び、「最も強い言葉で」非難。

「該当者を直ちに警護部隊から外し、国民連合を除名処分にした」と述べた。(c)AFP