4日、米ルイジアナ州ドナルドソンビルで開かれたHPLS起工式であいさつする現代自動車グループのチョン・ウィソン(鄭義宣)会長=現代自動車グループ提供(c)news1
4日、米ルイジアナ州ドナルドソンビルで開かれたHPLS起工式であいさつする現代自動車グループのチョン・ウィソン(鄭義宣)会長=現代自動車グループ提供(c)news1

【09月10日 KOREA WAVE】韓国・現代自動車グループのチョン・ウィソン(鄭義宣)会長が、米ルイジアナ州で生産する低炭素・高付加価値鋼材を、人型ロボット「アトラス」に採用する構想を明らかにした。

現代自動車は、米国で生産する車両にも現代製鉄・ポスコのルイジアナ電炉製鉄所(HPLS)で生産する鋼材の採用を最大限拡大する方針だ。

チョン会長は4日(現地時間)、米ルイジアナ州ドナルドソンビルで開かれたHPLS起工式後、記者団から現地で生産する鋼材をアトラスに採用する可能性について問われ、「当然、採用すべきだと考えている」と述べた。

さらに「今後、ここでさらに努力し、スペースXのようなロケットにもこの鋼材を供給できればいい」と語った。

現代製鉄が建設するHPLSでは、自動車向け180万トンを含む計270万トンの鋼板を生産する予定。直接還元鉄(DRI)と鉄スクラップを電炉で溶かす方式を採用し、従来の製鉄方式に比べて炭素排出量を約70%削減することを目指す。

ただ、HPLSで生産する鋼材をアトラスに採用する時期や具体的な部品は決まっていない。チョン会長はアトラスへの採用について「多くのテストを重ね、可能性があれば採用する」と説明した。アトラスは現代自動車グループが開発中の人型ロボットだ。

自動車用鋼材の現地調達については、より具体的に進める。現代自動車のホセ・ムニョス社長は「米国で生産するわれわれの自動車にこの鋼材を使いたい。アラバマ州とジョージア州の米国工場で使用する鋼材を可能な限り現地調達したい」と述べた。

特定の車種に限定せず、「すべての車種」への採用を目指すという。

ムニョス社長は「他の自動車メーカーも非常に関心を持っている」とし、「実際に一部のメーカーとはすでに協議を進めている」と明らかにした。米国内で生産する低炭素鋼材であることが、排出規制への対応や現地調達の面で競争力につながる可能性があるとの説明だ。

一方、チョン会長は米国での現地生産による関税削減効果について、「金額に換算するのは難しい」とした上で、「関税にそれほどこだわらず、ここでより良い製品を生産し、車両の品質を高めることの方が重要だ」と述べた。

米国以外で製鉄所を追加建設する可能性については「現時点では考えていない」とし、「まずルイジアナ州で始めたので、ここで成功させることが最も重要だ」と語った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News