韓国の公認試験機関で準不燃ウレタン(左)とグラスウール(右)を比較試験する様子(c)MONEYTODAY
韓国の公認試験機関で準不燃ウレタン(左)とグラスウール(右)を比較試験する様子(c)MONEYTODAY

【09月10日 KOREA WAVE】韓国の公認火災試験機関で、サンドイッチパネルの芯材に使われる準不燃ウレタンと不燃グラスウールを並べ、最高800度を超える熱を加える比較試験が実施された。20分後、準不燃ウレタンは表面が焼けたものの形状を維持した一方、グラスウールは高温で収縮、脱落し、形状が完全に崩れた。

加熱開始から5分後の裏面温度も、準不燃ウレタンが37~38度だったのに対し、グラスウールは200度近くまで上昇した。実際の火災現場では1000度を大きく超えることもあるため、グラスウールが形状維持や遮熱性能を確保できるのかという課題が浮き彫りになった。

韓国国土交通省の現行告示「建築資材等品質認定および管理基準」では、鋼板と芯材で構成するサンドイッチパネルについて、実際の施工状態を再現して火を加える「実物模型試験」を義務付けている。接合部での炎の発生や天井温度、放射熱、炎の噴出などを総合的に検証する試験だ。

ただし、鋼板と芯材の両方がグラスウールなどの不燃材料なら、完成品の実物模型試験が免除される。制度導入当初、試験施設が不足し、1~2年の待機期間が生じたため設けられた暫定的な措置だったが、試験施設が増えた現在も免除規定は残っている。

サンドイッチパネルの火災安全性は、素材だけで決まるわけではない。芯材の密度や厚さ、鋼板との接着力、パネル同士の接合構造によって性能が異なる。不燃芯材を使用しても完成品試験を省略すれば、製造時の品質差や基準に満たない製品を火災条件下で見つけにくいとの指摘がある。

また、グラスウールを鋼板に接着する際には可燃性の接着剤が使われる。不燃鋼板と不燃グラスウールという素材だけを理由に試験を免除すれば、火災時に接着剤が燃え、延焼したり接合部が開いたりする危険性を完成品として検証できない。

一方、準不燃ウレタンパネルは芯材自体の性能試験に加え、完成品の実物模型試験にも合格する必要がある。準不燃ウレタンは炎にさらされると表面に炭化層を形成し、内部への熱や酸素の侵入を抑える。今回の試験では形状と遮熱性能を維持した。

業界によると、品質認定を取得するには2種類の実物模型試験をそれぞれ2回、計4回受ける必要があり、費用は3200万ウォン(約352万円)以上かかる。不燃パネルメーカーは素材が不燃という理由で、こうした試験の費用と時間を負担せずに済むという。

建築資材業界は、大規模な建物火災が繰り返される中、安全性を確保するには、すべてのサンドイッチパネル完成品を同じ条件で試験すべきだと主張している。

業界関係者は「特定素材への優遇も問題だが、本当に重要なのは安全性だ。不燃か準不燃かにかかわらず、すべての製品を同じ条件で実物試験し、実際の火災で炎や熱の拡散を防げるかどうか、性能で安全性を判断すべきだ」と指摘した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News