【9月9日 AFP】英国のエド・ミリバンド外相は9日、入植者による暴力行為をめぐり西側諸国が英主導で制裁を科したことへの報復として、イスラエルがエルサレムの英総領事館閉鎖を命じたことについて、「遺憾であり、二国間関係を損なうものだ」と強く批判した。

ミリバンド氏はBBCラジオに対し、「制裁を発表したオランダなど他国でも同様の報復措置が見られたため、こうした事態は予期していた。この措置は二国間関係を損なうものだと考える」と語った。

占領下のヨルダン川西岸でパレスチナ人に対する入植者の攻撃が急増したことを受け、英国、カナダ、フランスなど12か国が西岸のイスラエル入植地との取引に対する制裁を発表。これに対し、イスラエルは8日に総領事館の閉鎖を要求していた。

イスラエルはまた、ガザ地区での米国主導の停戦案を監視する拠点からの英国代表団の追放、パレスチナ自治政府部隊への英国による訓練の停止、および主に議員を中心とする英国人12人の入国禁止措置をとると発表した。

イスラエルへの制裁について、ミリバンド外相は、同国との情報共有や安全保障上の協力関係に影響を与えるとの見方を否定。「わが国はイスラエルと重要な情報・安全保障上の関係を有しており、それが継続すると確信している」と述べたが、詳細についての言及は避けた。

さらに同氏は「イランからの脅威に直面しているイスラエルのパートナーと協力して取り組むという考えに、わが国が変わりはないことを昨日明確にしている」と付け加えた。(c)AFP