【9月14日 CGTN Japanese】自動車の世界大手であるフォルクスワーゲン・グループ(VW)はこのほど、大規模な事業再編「将来計画2030」を発表しました。同計画は、フォルクスワーゲンの歴史を通じての戦略的な意義深い改革とされており、組織の人員構成、製品ラインアップ、生産拠点、組織管理、財務管理など多くの角度から、同社史上で最大規模の事業再編を進めます。

中でも人員構成の最適化は今回の改革における中心部分であり、約5万人の人員削減が行われます。同社のオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)によると、同社はすでに5万人の人員削減を実施しており、追加削減により、計10万人の従業員が解雇されることになります。

製品面では、多岐にわたる複雑な製品ラインアップを完全に廃止し、主力モデルに集中します。2035年までに、全車種の約半数を撤廃し、製品の複雑さも約75%低減します。マニア向けの車種から手を引くことで市場の主流に専念し、一車種の生産効率をさらに高めて生産原価を引き下げます。また、2027年6月末までに、欧州の工場で持続可能かつ競争力のある生産戦略を実現する計画です。

財務面では、中核事業である自動車分野に重点を置き、年間販売台数を900万台前後で安定させ、2030年には営業利益率を9%、すなわち営業利益約310億ユーロ(約5兆5000億円)を達成し、一般管理経費を370億ユーロ(約6兆6000億円)以下に抑えます。さらに、2027~2031年の資本支出(設備投資)と研究開発投資は計1350億ユーロ(約24兆円)とし、コストを厳格に抑えつつ、コア技術の開発に必要な投資を確保する方針です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News