韓国で異例の「晩夏インフル」拡大…小学生で患者最多、今週にも流行注意報
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【09月09日 KOREA WAVE】韓国でインフルエンザが異例の早さで拡大している。小中高校の新学期開始後、子どもや青少年の患者が急増しており、今週にもインフルエンザ流行注意報が発令される見通しだ。
韓国疾病管理庁は8日、呼吸器感染症関係省庁合同対策班の第9回会議を開き、インフルエンザと新型コロナウイルスの発生状況や医療体制、予防接種計画、ワクチン・治療薬の供給状況などを点検した。
イム・スングァン疾病管理庁長は「最近、韓国内のインフルエンザ発生が異例にも8月末の晩夏から増えている」と説明。小中高校の新学期開始と重なり、子どもや青少年の患者が急速に増えているほか、秋夕(チュソク)連休を控えていることから、流行状況を注視する必要があるとした。
8月24~30日のインフルエンザ様疾患の患者数は外来患者1000人当たり13.3人で、前週の9.2人から増加した。ここ数年の同時期と比べても高い水準となっている。
インフルエンザによる入院患者は第32週の43人から第35週には162人に増え、救急外来を訪れた患者も同じ期間に373人から1606人へ急増した。
疾病管理庁は最近の増加傾向から、8月30日~9月5日の患者数が流行注意報の発令基準を上回ると予想している。年齢別では7~12歳が1000人当たり36.5人と最も多く、1~6歳が22.6人、19~49歳が14.9人、13~18歳が14.6人と続いた。
インフルエンザウイルスの検出率も前週の10.0%から12.3%に上昇した。現在流行しているのはA(H1N1)pdm09型で、2026~2027年シーズンのワクチン株に対して高い中和能を示しており、予防接種の効果が期待できるという。
日本や中国でもインフルエンザの流行が例年より早まっている。日本では第35週の1医療機関当たりの患者報告数が1.76人となり、流行開始の目安となる1.0人を上回った。1999年の監視体制導入以降、2009年の新型インフルエンザ大流行を除けば2番目に早い流行入りとなった。中国でも南部を中心に患者が増えており、第35週の病院外来・救急患者のインフルエンザ陽性率は17.7%だった。
韓国では新型コロナウイルスの患者も増えている。第35週の入院患者は109人と2025年同期の406人の約4分の1にとどまるものの、6週連続で増加。ウイルス検出率も11.7%まで上昇した。
疾病管理庁は21日から、生後6カ月~14歳の子どもと妊婦を対象にインフルエンザの公費予防接種を開始する。65歳以上は10月からインフルエンザと新型コロナのワクチンを同時接種できる。
すでにインフルエンザに感染している場合は、症状が改善してから2週間程度たって接種することが推奨される。疾病管理庁は、流行開始が早まってもピークは通常、年末に形成されるため、予防接種のメリットは大きいとしている。
イム庁長は、高熱などインフルエンザの症状が出た場合は出勤や登校を控え、十分に休むよう呼びかけた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News