【9月9日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が、カナダ、デンマーク自治領グリーンランド、アイスランド、メキシコ、カリブ海諸国を米国領として描いたとみられる地図を投稿し、反感を買っている。

トランプ氏が7日にSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した地図は、領土的野心をうかがわせるものだ。

地図の投稿を受け、アイスランドは8日、駐アイスランド米国大使を呼び出し、同画像が「全く不適切」だという明確なメッセージを伝えたと発表した。

問題の地図では、米国、カナダ、グリーンランド、アイスランド、メキシコ、カリブ海諸国が米国旗(星条旗)柄で塗られていた。

この領域には「アメリカ合衆国(United States of America)」と書かれているだけで、他には何の注釈も説明もない。

メキシコ湾も「アメリカ湾」と表記されている。

AFPの集計によると、トランプ氏は人工知能(AI)で生成されたとみられる画像を多用し、6日に約60件、7日の最初の10時間で37件という猛烈なペースで投稿した。

トランプ氏はまた、自身がカナダのマーク・カーニー首相とアイスホッケーの試合で対戦している場面を描いた画像も投稿した。

その画像の中で、トランプ氏は氷上に倒れ込んでいるカーニー首相に対し、「立ち上がれ、州知事」と呼び掛けている。

カナダは現在、米国と貿易戦争を繰り広げており、8日にはトランプ政権がカナダからの一部輸入品に50%の追加関税を発動したことへの対抗措置として、米国から輸入する一部品目に15~50%の関税を発動したばかり。

トランプ氏は、カナダが米国の「51番目の州」になるべきだとの主張を繰り返している。

トランプ氏は他に、自身が大統領執務室で初代大統領ジョージ・ワシントンを迎えている画像も投稿した。(c)AFP